女が仕事で生きていくこと

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昨日は東京會舘で開かれたシンポジウム『輝く女性の集い』に参加し、『女性が活躍するためのABC』というパネルディスカッションを聴いた。
照明デザイナーの石井幹子氏、衆議院議員の高市早苗氏、21世紀職業財団会長の松原宣子氏、アートコーポレーション(株)社長の寺田千代乃氏など、顔ぶれは社会の第一線に立つキャリアモデルたちである。

昨日のブログに書いたように、酔っ払いから暴力を受けて、ファンデーションで隠しても痣だらけの顔。
華やかな場に出向くのは気が引けたが、「女は男の意見に従ってればいいんだ」とか「男は下心があるから、君に仕事を回すんだよ」とか言われ、セクシャルハラスメントまで受けた身としては、少しでも立ち向かえるヒントが得られればと思い、足を向けた。

前向きさで参考になったのは、『嫉妬の海』と言われる永田町で「オヤジをやってます」と笑い飛ばした高市早苗氏。
彼女が入閣したときに言われた言葉は、「いいなあ君は。俺も性転換したいよ」だったそうだ。

選挙に女性が立候補すれば、支持者とデキていると怪文書を撒かれ、当選すれば他の男性議員とデキていると噂される。それは女性経営者も同様で、ビジネスが拡大していけば、裏で大物に囲われて業績を上げたんだろうと色眼鏡で見られる。

「それでも1人の人間として人生はたった1回じゃないですか。志を持ち続けて努力していけば、たいがいの夢は叶いますよ。嫌なことがあっても、私は寝る前に忘れちゃいます。1時間、漫画でも読んでね。」と、胸を張って答えていた。

アート引越しセンターからスタートした寺田千代乃氏にとっては、当時はベンチャービジネスの走り。融資を頼みに行った銀行に、ベンチャー企業はサーカスの興行と同じと言われたという。小屋を立てて畳むまで、成功したかどうかわからないという意味だそうだ。

それでも彼女は思った。「私が女性だから出来ないと思うことはやめよう」。
ビジネスや経営責任に男女差はないし、むしろ主婦生活で得た経験をサービスのヒントにしていこうとアイデアを練ったという。

そして世界を股にかける照明デザイナーの石井幹子氏に至っては、「女性として・・」「女性だから・・」という言葉には抵抗を感じると断言する。
将来に対して社会に対して、自分が人として何をしていけるか、男女差ではなくむしろ個性の差であると力説していた。

パネルディスカッションが終わって思ったことは、「私が小っちゃかった!」。
容姿を武器にしていると言われようが平気。人はまず見た目で判断されるのだから、小奇麗にして好感を持たれて損はない。嫉妬されるのは魅力がある証拠と思おう。
大切なのはその上にどう努力を重ね、どう実力を発揮し、いかに誠実な人間でいるかなのだ。

というわけで、終わった昨日は気にしない気にしない。日に新たなり。
10年後の自分を楽しみに、大好きな仕事に体当たりしていくのみである。

コメント

  1. tsune2 より:

    そのころは、日焼けも怖くないでしょうから、
    海と、川で遊びましょ。
    癒されます。
    でも、この時間じゃその時間には起きられません・・・・・。

  2. yuris22 より:

    tsune2様

    いいですね、川遊びはまだ経験がないんですよ。
    遊びもダイナミックに出来る余裕を持ちたいです。

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