猫の発情期とスパムメール

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穏やかな昼下がり、どこからか赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。だんだん激しくなるので外に出てみると、2匹の肥った野良猫がガンを飛ばしあっていた。

「ウ~~ウ~~、ンニャ~~フギャオ~!!」
うなり声に続いて甲高い奇声がエスカレートしていく。均衡が破れると取っ組み合いの喧嘩が始まり、もんどりうって道路にゴロゴロと転がる。辺りには抜けた毛が散乱して風にフワフワ。花粉プラス猫の毛!!、一気にアレルギー症状が高まりそうだ。

猫たち1
猫たち2
猫たち3

部屋に戻って『猫の習性』というサイトを見た。
『猫の喧嘩には「型」ようなものがあって、それぞれ「威嚇の動作」「攻撃の動作」「防御の動作「降参の動作」などがあり、威嚇したり攻撃のモーションをする事で相手をビビらせるのが主な攻撃手段です』
(「猫の喧嘩はハッタリ!」より抜粋)

テリトリーの保守などで喧嘩が起きるそうで、通常はハッタリの掛け合い。威嚇動作や寸止めを繰り返して、どちらか根性が据わっている方が勝つのだが、発情期は危険が伴う。特にオスは凶暴で、走って逃げるメスを執念深く追いかけ回し、相手に噛み付いて怪我させることも多いという。

しかしもっと凄まじいものは、発情期が年中続く人間だ。
「あなたはどの世代の奥様が好きですか?」
「世界で一番多くの美脚女性が在籍しているサイトです」
「恥ずかしいけど…見てくれますか…?!」
迷惑フォルダに格納されるから我慢しても、相変わらず大量に届くスパムメール。
カリフォルニア大学の調査によると、スパムメールに騙される人は1250万人に対して1人の割合らしい。それでも後を絶たないのは、もしかして送っている業者本人のマスターベーションなのだろうか。オープンエアで発散する猫たちの方が、はるかに正常だと思う春の発情期である。

コメント

  1. 風小僧 より:

    人間以外の動物は時期をわきまえての行動ですが、人間は常ですね。
    ましてやそれが犯罪にまで及ぶのですから・・・
    自制心をどこかに置き忘れたのか、
    それとも自由という名のもとに当たり前の社会環境になってしまったのか?

    ドキドキして手紙を届けていた時代が私にはありましたが…
    ちなみに私は、セキュリティーの迷惑・詐欺メール内に設定済みです。

  2. yuris22 より:

    風小僧様

    私は幾つかのプロバイダを使い分けているのですが、メールアドレスを持っているだけで使用していないプロバイダに関しては、全くスパムメールが来ません。やはり、どこかのサイトに会員登録等をすることにより、他に漏れてしまうのかなと思っています。
    スパムメールの文面作りで収入を得ているライターもいるそうですが、自分が空しくならないんでしょうか。世知辛い世の中です。

  3. marie より:

    猫の発情期は激しいですね。
    我が家では猫を飼っていて、虚勢はしてますが、
    喧嘩がものすごいです。
    息子が五歳の頃にもう一匹猫を飼っていました。
    メスだったので、気付いた時にはもう交尾をしてて、息子がそれを目撃してしまいました。
    「たいへん!ミィちゃんの背中によその猫が乗っている!」
    笑い話となってしまいましたが、子供にはある意味衝撃的だったのではないでしょうか。

  4. yuris22 より:

    marie様

    目で学ぶ性教育だったのですね^^;
    さかりのついた猫の声は不気味ですが、自然の生業を感じます。平和な景色が、世界不況や北朝鮮のテポドンで破壊されないことを祈るのみです。

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