猫に真珠の贅沢

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猫はいちばん居心地の良い場所を家の中に探すという。先日まではカッシーナのマスターズチェアだったのが、近ごろ与六は絵画の一部になることに喜びを見出したらしい。浮き彫りの牡丹と鶴が描かれた中国の風景に溶け込んで、にゃんこアートになっている。

与六アート1
与六アート2

種明かしをすると、保護のガラス板を載せたローテーブル。ウォーターヒヤシンスの座椅子とパープルのムートンをセットして、楊貴妃風にくつろぐスペースとしたのに、今では与六の縄張りだ。ガラスのひんやりが心地いいのかな。

シノワズリーのテーブル1
シノワズリーのテーブル2

実はこのローテーブル、逗子の家を購入した時に、アンティーク家具をコレクションしている方からお祝いとして戴いた。シノワズリという様式らしい。18世紀、ヨーロッパの貴族達のあいだで中国風模様の描かれた美術品が大流行したことから生まれた、東洋美と西洋美を融合させた家具である。

アンティークについて無知に等しい私は、その価格も考えずに「ええっ、貰っちゃっていいんですか!」とハイテンション丸出し。図々しくもハイテーブルとキャビネットまでおねだりして、パソコンに向う書斎の家具として使っている。チェストに至ってはプリンター台となってしまったが、これを豚に真珠と言うのだろう。

チェスト

せこせことキーボードを叩く私の後ろで、またにゃんこアートが誕生。つづらの上に寝そべって「ボクのために稼いでね」とポーズを取っている。お殿様の籠みたいに、お出かけの時には与六のキャリーケースにしますかねぇ。猫は威張るほどに可愛く思えるのは何故だろう。シノワズリーの家具は、豚に真珠から猫に真珠へ格上げになった。

シノワズリーのつづら

コメント

  1. marie より:

    なんとまぁ!贅沢な猫ちゃんになってますね(^-^)
    なぜか猫って新しいものとか見慣れないものに乗ってくつろぎますよね(^-^)
    我が家では息子の小学校入学時に私と夫と子供のベットと買い揃えたんですが、布団を敷いた途端に人間より先にベットでくつろいでました(笑)
    どれにしても与六くんかわいいです(^-^)

  2. yuris22 より:

    marie様

    飼い主の居場所が次々と奪われて、まるで政権交代のようです(笑)
    新しいものはホントに好きですね。最近では宅配便のお兄さんがドアホンを鳴らすと、真っ先に玄関で待ってます。段ボール箱を開けた瞬間に「にゃんだろ?」と頭を突っ込んでいますよ。

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