ポジティブ思考のホロスコープ

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昨日に続いてますますホロスコープに夢中になっている。西洋占星術の本を数冊買い求め、チャートを作成する無料ソフトもダウンロードした。古代の人々が天球にインスパイアされて紡ぎだした奥義は、追求するほどに神秘の面白みが増していく。

なぜ私がいきなりホロスコープかと言うと、ネットで生命に関わる情報を見たことに起因する。それは地震の宏観情報報告掲示板に投稿された「10月7日危機説」だ。内容をかいつまんで言うと、10月7日の星の配置は不吉なグランドクロスが形成され、阪神淡路大震災発生時の配置に酷似している。しかも東京・神奈川に住む人たちに高確率で心身に危険が及ぶ座相が現れているというのだ。

もっとデータを集めたいという発言者に、私も生年月日や出生地等のデータを送ってみたら、「他の逗子在住者と同じく10月7日に身体生命の危機の座相が現れています。」との返事を貰った。
私は地震で死ぬのだろうか。不安が極度に達して岩満羅門先生にメールでお伺いをたてたところ、「そういう地震の災害は全くありません。全くご心配なく。何だか全く根拠のない話です。」と安心のお墨付きを戴いた。猫と一緒に泊まれる宿に逃げなくてはと思っていた矢先、「もっとどっしり構えて下さい。」との言葉に、戦にオロオロする小早川秀秋みたいな自分が恥ずかしくなった。

かつて徹夜連続でプログラミングを覚えたように、よーし今度はホロスコープだ。10月7日にどんな災難が私に降り注ぐのか、徹底的に調べることにした。最も機能的かと思われるサイトにアクセスして会員料を支払い、机の上にアンチョコ本を広げまくって解析してみる。危機の座相というのは、アクセプトライン(二つの惑星が特定の角度で作用しあうこと)を見て言っているのだろう。

たどたどしく英文を訳してみると、つまらないイザコザが起きるとか、”Not all that bad”(そこまで捨てたもんじゃない)とか、当日の出来事は芳しくない。しかしページの先頭に載ったタイトルは”It can happen now”。人間関係が安定するエクセレントタイムに入っている(9月末から来年の6月まで)と、待ちに待った好機を告げてくれている。
この数年間の、不適切だった人間関係はみんな一掃された。そのプロセスは辛かっただろうが、時として人生に必要なものだった。これからは”older and wiser”な人が指南役となり、もっと大きくもっとリアルな世界観を見せてくれるというのだ。

さらに複数のアスペクトが描く図形を見ると、幸運を揺ぎないものとさせる正三角形、グランドトラインが出来ているのを発見。自他を癒す力を持つ大三角だそうだ。

夜が更けて外は雨。今週は台風18号が直撃してきそうだし、万が一には関東に大地震が起きるかもしれない。でも人間はげんきんな生き物である。行く手に幸せが待ち構えているのに、ネガティブな忠告を信じてどうするんだ。猫と逃亡旅行をしてる場合じゃないぞ。

ちなみに最近のホロスコープでは「吉」VS「凶」という言葉はあえて使わないらしい。あえて言えば「容易」VS「困難」。苦難に打ち勝って成長すれば「凶」は「吉」に転じると、ポジティブに捉えればいいのだという。
そういえばコーチングの第一人者である野口嘉則氏も言っていた。乗り越えられない困難は訪れないと。「あの悩みがあったからこそ、あのときの辛い出来事があったらこそ、今の自分がここにいるんだ」と笑って言えるのだ。

ひょんなことから首を突っ込んだホロスコープ。天から授けられたプレゼントに感謝して、射手座らしい私に戻ろう。今日も沢山の友人たちからメールや電話を貰い、人生の明日はますます晴れに向っている。

コメント

  1. ハラン より:

    私はここ最近タロットをかじってます。
    昔少し手を出してみた時と違い
    最近手に入る本の解説書は人生におけるモノの考え方のヒントになりそうな感じのものもあり
    世の中の流れが変わっているのかなと感じます。
    占星術と同じくタロットもきちんと勉強するとなるとなかなか努力がいるようです(笑)
    風水や占星術、タロットも占いというよりは学問ですよね。

  2. yuris22 より:

    ハラン様

    解説書も著者によって、表現方法に幅がありますよね。自分なりにどうストーリーを紡いでいくかなんでしょうが、人生を客観的に分析することが出来て、下手な心理学よりも手っ取り早いです。
    タロットカードは私もトライしてみたことがあります。カードの意味(しかも上下の向きまで)を覚えるのが面倒で、すぐに挫折しました(^^;

  3. エルエルバンビ より:

    初めまして、

    私はひょんなことからこのブログを発見しまして、以後ちょくちょく来ています…

    容易VS困難…何事もポジティブに考えることは、自分の進むべき道をちょっと明るくしてくれるスポットライトみたいなもんですかね。

    私は、二十歳以降いろいろなことがあって、大変でしたけど、今考えればおかげ様で、大変勉強になり、柔軟な考え方と忍耐、臨機応変、と本当に自分自身成長できたと思います。
    これもポジティブ?
    考え方ひとつで気持ちも先を示す道も変わってくるんですね。

  4. yuris22 より:

    エルエルバンビ様

    いらっしゃいませ(^^)
    こうしてお友だちが増えて嬉しいかぎりです。
    泣いても笑っても明日がやってくるなら、明日はきっと良い日だと思ってるほうが幸せですよね。眉間に皺が出来るより、目尻の皺のほうが表情は穏やか。成長した顔なのだと思います。

  5. ハラン より:

    私も以前、手を出した時は挫折しました(笑)@タロット
    今は無理に覚えようとしていないからか
    使っているうちに雰囲気で解釈できるんじゃないかと感じている所です。
    習うより慣れろ、なのかもしれません(笑)

    ところで、密かに以前はちょこちょこ登場されていた風水師の方のお話が好きなのですが
    最近記事がなくて気になってます(笑)

  6. yuris22 より:

    ハラン様

    シンガポールの風水師さんですね。今年になってから来日の連絡がないので、お会いしてないんです。便りのないのは元気な証拠で、私に災いが降り注ぐ兆しもないのだろうと、能天気に構えております(笑)

  7. 菜多里 より:

     う~ん・・・書こうかどうしようか悩んだのですが、「知らぬが仏」本当に仏になっては困るのでコメントしてます。多くの人が気軽な気持ちでタロット占いや、占星術等の心霊術を楽しんでおり、人生の指針にしている人もいますが、実はとても危険なことのようです。

    私も以前占いにはまっていて、それらの源が霊の領域、霊は霊でも神の霊ではなく悪霊の領域からのものであると知らされ、御札からお守り、心霊術関係の書物を
    一切合財ゴミに処分したのです。すると、心が自由になって、生活も明るくなり、夜中に金縛りに悩まされることも無くなったのです。

    かの有名なバイブルにも「あなたの中に、占いに頼る者、魔術を行う者、吉凶の兆しを求める者、呪術を行う者、また、まじないで他の人を縛る者、霊媒に相談する者、出来事の職業的予告者、死者に問い尋ねる者などがいてはいけない。すべてこうした事を行う者は神にとって忌むべきものであり、これら忌むべき事柄のゆえにあなたの神は彼らをあなたの前から打ち払われるのである。」ー申命記18:10~12

    ・・・と警告の言葉があり、この言葉がズシリと私の心に落ちて以来うん十年、順風満帆、平穏無事に日々を過ごしているのです。長くなりましたが、老婆心ながらコメントしてみました。あしからず・・・。

  8. ハラン より:

    そういえば、龍の置物が移動してた時もすぐに連絡があったと書いていらっしゃいましたもんね。
    確かに、便りがないのはいい便りかもしれませんね(^O^)

  9. yuris22 より:

    菜多里様

    360度の空が広がり、海の表情が見え、緑が呼吸をしている。そんな環境に住んでいると、天変地異が起きる気配は手に取るように感じるはずと思います。しかしそこにインターネットが入り込み、やたら不安を煽る情報が蔓延すると、もしかしたら私のセンサーが疎いのかもしれないと不安になるのです。いっそ下界の声をシャットアウトして、自然と私のコミュニケーションだけで生きていこうかと思っていたところでした。

    スピリチュアルな感覚に長けている人たちは沢山います。神の声が聞こえる人もいるでしょう。しかしそれで大金を吹っかけたり、ネガティブな情報ばかり発信して世間を混乱させるのであれば、幸せな生き方は出来ないはずです。否、むしろ幸せでないから、他人を不幸に陥れる情報を振りまいているのかもしれませんね。

    最近思っていること。地震予知やら経済破綻やらを謳うスピリチュアル系のサイトは、ブックマークを外すつもりです。見れば見るほど黒い世界に仲間入りして、底辺を這いずり回る人間になってしまう気がするからです。

    明日何が起こるかはわかりませんが、楽天的にいればいいのだと思います。順風満帆、平穏無事に過ごしていらっしゃる菜多里さんのコメントは、私の背中を押してくださいました。ありがとうございます。

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