昨夜は日本料理を食べに、日本橋人形町まで足をのばした。我が家の新年会に来てくれた友人が一番に推薦する割烹で、店主ご夫婦とは15歳からの同級生だという。
お店の名前は「直木亭」。道場六三郎氏のお弟子さんで、「懐食 みちば」の支配人から独立して美人女将と二人三脚。明けましておめでとうの乾杯をしたあと、さっそく記念撮影をさせて頂いた。
肴は白ワインにも合う自家製イカの塩辛に始まり、お造り、氷下魚の香り揚げ、生姜たっぷりのシンプルな茶碗蒸し、そして器の蓋を開けて思わず拍手してしまったのが鯛の粗炊きである。
魚を余すところなく綺麗に食べるのは日本人ならではのマナー。私の祖母が秋刀魚を頭から尻尾まで全部食べていた話をしたら、今の若者たちの中にも「猫またぎ」的な魚の食べ方をする子がいるという。店主いわく、そういう子たちは決まって魚好きの親に育てられたのだそうだ。遠い昔に母が「まだここ食べられるよ」と解してくれた身がどんなに美味しかったことか。鯛の骨や目の周りのゼラチン質までしゃぶって、完食したときの快感はまさに命を戴く感謝の気持ちに他ならない。
そして最高のご馳走さまは、食ひとすじの道を極め、包丁を握る板前の姿に掘れた恋女房の幸せそうな顔。幾つになってもニックネームで呼び合う同級生たちの会話に混ぜてもらいながら、終電間際までお邪魔してしまった。
「直木亭」の更なる人気料理は合鴨の蒸し焼き。鶏肉が苦手な私のために、今回はメニューから外したそうだが、残念、鴨だけは例外で大好物なのだ。次回の楽しみが増えたということで、新たな行き付けが増える予感にワクワクしている。
コメント
有難う御座いました。又、是非お目にかかりたいです。遠いとは思いますが次回は合鴨ロースをお召し上がりにいらして下さい。
直木様
こちらこそ本当に楽しい時間をありがとうございました。調子に乗ってワインを飲みすぎましたが、無事に帰宅して爆睡しました(笑)
合鴨ロースは大好物ですので、次回お伺いした時にはぜひお願い致します。
ゆり子さん。
明けましておめでとうございます。
お世話になります。
花野井&セリカです。
2013年も幕開けですね。
どうぞお体にはご自愛頂きご活躍下さい!
本年もどうぞよろしくお願い致します!
花野井&セリカ様
新年おめでとうございます。
例年のごとくサラリと一年が過ぎないよう、今年は朝から晩までを目いっぱい意識しながら生きていこうと思っております。この一年が十年分ぐらいの価値になればいいなと、月並みな言葉ではありますが「頑張るぞ!!」。