二十四節気に沿って暮らすリア充

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前回ブログをアップしてから一週間が過ぎてしまった。「立春」の次、「雨水」に入った二十四節気そのままに今日は重たい雨が降っている。

「落ちてゐし種ふくらめる雨水かな」(滝沢伊代次)

数日ごとに高気圧と低気圧が入れ替わる気象配置。ニュースは水戸の偕楽園で梅まつりが始まったことを知らせ、暦の上だけではない春の訪れが見て取れる。これから大雪が降ることはなさそうだと思いつつ、晴れた日には大量に飛び散りそうな花粉が恐ろしい。

健康の代名詞みたいな与六がクシュン、クシュン。もしや猫風邪かと心配したら、どうも花粉の影響らしいと分かった。それでも窓を開けたとたんベランダに駆け出して、飼い主と共に鼻をムズムズさせてくしゃみを連発する。

20160219
物書きの昼夜逆転生活は相変わらず。地平線の太陽は日没か日の出か、ああ東の空だと気づいてまた徹夜したことに項垂れる。どうしてもっと集中して書けないのか、Wordの画面をバックに回して、Facebookや2チャンネルを見て遊んでしまう習慣が仇になっているようだ。しかし印刷物からの原稿ネタが尽きたときには、ネットからの拾いものがまさかの救世主となってくれる。食事しながら見るテレビ番組も、NHKのクローズアップ現代や歴史秘話ヒストリアなどが役に立ち、箸を持っている時間よりスマホのクイックノートにメモを入力する時間のほうが長くなった。

20160220
伊達にだらだら過ごしているわけじゃないんだな。書き終えた原稿をプリントアウトしてチェックすると、前よりはクオリティが上がったと自画自賛して、次のテーマに向かうモチベーションにする。

周りは確定申告の時期だというのに、私は未だ領収書の整理にさえ進めないけれど、原稿が一本上がったのは「一日一良」としよう。おそらく3月5日の「啓蟄」も大差ない状況で、二週間先の未来が見えるようだ。バレンタインデーやホワイトデーといった新しい暦は関係なくとも、二十四節気を肌で感じて暮らすのは、歳相応のリア充なのかもしれない。

コメント

  1. 坂場 一隆 より:

    ゆりちゃんへ
    ブログ拝見
    「三寒四温」とか「一雨ごとの温かさ」とか、春はすぐそこまできてるのに今日はすごく寒いなあ~。

    水戸の偕楽園久しく行ってない我が故郷、しかし私は反対側の千波湖と桜山が素晴らしいといつも思ってる。また行きたいと思う。

    私は幸いにして花粉症ではない、そんな人が何時も気の毒に思うばかりだ。

    アドラー、カーネギー、それにコヴィーと読んでその難しさ、なんで人を使う商売を始めたのか、今更ながら後悔するばかりの今日この頃だ。

    リア充初めて聞く言葉、常識がないなんて言われそうで、ネットで調べてみた。
    う~ん、自分は該当しないと思う一方で心理学からいえば自分の心の持ちようかな。
                   K.S.

  2. yuris22 より:

    坂場様

    昨晩は逗子でもみぞれが降りました。
    凍える外気に負けず、植物たちは逞しく、いじらしく、新芽を育てているのですね。もし故郷に足を運ばれることがあったら、美しい春の画像をFBにアップしてくださいね。

    思うのですが、近頃は「お寒うございます」という挨拶を聞かなくなりました。
    昔の方々が使っていた美しい日本語が懐かしいです。

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