草花・季節・旅・自然
今更ながらシングルベル
泣いて笑って種子島(屋久島の旅5)
屋久島、種子島での漁業といえばトビウオ漁。両島を結ぶ水中翼船の名前も「トッピー(トビウオの俗称)」だ。
屋久島の旅・最終日は、安房港発07時の便で、種子島の西表港へと向かった。
レンタカーをゲットしたら目指すは種子島宇宙センター。
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生きた野菜の健康法(屋久島の旅4)
屋久島のモッチョム岳を右に見ながら、車は左折。無舗装の細い道を海に向かって進む。
いきなり窓の外に、目がくりくりした元気な顔のお父さんが現れた。「よう、こんさったな~」と広島弁が炸裂する。
彼の名前は岡本さん。屋久島...
森のファミリーに出逢う(屋久島の旅3)
紀元杉に続いて、今日は弥生杉に逢いに行くルート。標高800mの苔むした森、白谷雲水峡(屋久島自然休養林)へ向かう。
ここでは体力と暇に応じてコースを選ぶ。
「もののけ姫の森」へ行くなら5時間かかる「太鼓岩往復コース」を選ぶのだが、今...
愛しみあう命の島(屋久島の旅2)
屋久島の全周は105km。旅の2日目はホテルのある麦生を出発して、海を左側に見ながら一周することにした。
まずは尾之間温泉で足湯を楽しんでから、水のパワースポット「大川の滝」へ。
日本の滝100選に入っている高さ88mの豪快な清流だ...
地球は丸かった(屋久島の旅1)
鹿児島でプロペラ機に乗り換えたら、ふんわりと海を越える。珍しいほどに晴天の屋久島に降り立った。
気温は東京よりも5度は高く、昼間はTシャツで充分。ブーゲンビリア、ハイビスカス、朝顔まで咲き乱れている。
ホテルあかつき...
11月のクリスマス
ニンフが宿ったポプラの木
まだ5時前なのに、厚手のセーターの袖からひんやりとした夜気が忍び込んでくる。
何かの気配がして足を止めた。それは色づき始めたポプラの木。
誰も座らないガーデンチェアを、退屈そうに見おろしている。
風が吹き、大きな枯葉がカサコソと転がっ...
にほいて知りし秋のいろ
逗子に越してきてから、ひとつひとつ初めての季節を迎えている。そして今は秋。
玄関から出るたびに気になっているのは金木犀(キンモクセイ)の匂い。
どこにあるのかと探しても見つからず、エレベーターの芳香剤かなと諦めていた。
ところが今...
逗子の空から届くメッセージ
逗子に住むようになってから、空の写真を撮ることが好きになった。
交互に上り下りを繰り返す太陽と月。
見上げるたび振り向くたび、形状を変える雲の広がり。
時間で塗り変わる紅、水色、濃紺のシルクスクリーン。
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不思議な龍ウォッチング
シンガポールの風水師、Master Kohから早口の電話が来た。
玄関に飾ってある金色の龍に異変はないかと心配している。
あいにく私は旅行先。
先日トラブルがあって動かしたため位置がズレたかもしれないと答えると、帰ったら正しい方角に向...