七夕

作詞・コピーライト・文章

書き下ろし短篇『シングルマザーと息子との三角関係』

今年の七夕は日曜日。付き合って2年になる恋人からホームパーティーのお誘いを受けている。集うメンバーは3人で、彼女、僕、そして小学校3年の星彦くん。年上でバツイチの彼女が溺愛するクソガキ・・じゃなかった一人息子だ。外でデートするのは楽しいけれ...
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書き下ろし短篇『平均寿命100歳まで生きる私の恋愛』

2045年には平均寿命が100歳に到達すると、世界の研究者の多くが予測してるという。その頃は後期高齢者となっている自分を思い浮かべながら、今日が50歳の誕生日。占いによると7月7日生まれの女性は愛情深く、同時に多数の事柄を進行できる器用さを...
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書き下ろし短篇『七夕飾りの黄色い輪』

「うちの子、来年からは小学生なのよ。1LDKの借家から引っ越して、子ども部屋のあるマンションを買いたいと思ってるの。ほんとは専業主婦でいたいんだけど、早く頭金を貯めたいからね。主人と一緒にプランを練りながら働いています。もうすぐ課長に昇進す...
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書き下ろし短篇『雨がくれた贈り物』

まだ梅雨が明けない7月の夜は蒸し暑くて寝苦しい。仕事関係の飲み会で酔っぱらい、終電で帰宅できたのは良かったけれど、ハッと目覚めるとネクタイをしたままベッドに転がっていた。また、やっちまったか。 干からびた喉を潤そうとキッチンに行くと、蛇口...
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書き下ろし短篇『私のこと、愛してる?』

「お綺麗ですよ。またお待ちしております。」 元気な声に見送られて、いそいそと美容院のドアを開けた。駅に向かって花柄の傘をポンと開けば、七夕の夜はもう3日も続いた雨降り。今夜のデートに向けて巻き髪にしてもらったのに、いくら傘の角度を変えても...
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書き下ろし短篇『君とアキタと七夕の夜』

今日は朝から緊急事態。会社に遅刻の電話を入れて、僕は慎重に車を走らせている。後部座席には青ざめた表情の君と、膝の上には苦しそうな息遣いのアキタ。動物病院まであと少しだから頑張ってくれよ。そう、アキタってのは君の大事なペットの秋田犬だ。 ...
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書き下ろし短篇『アラサー女子と天気予報の彼』

金曜日の残業が終わったオフィス街。まっすぐ帰るのは淋しいので電車のガード下を歩き、赤提灯の焼き鳥屋さんに寄った。食欲をそそる芳ばしい煙が立ち込める店内はサラリーマン男子で超満員だ。「おう、いらっしゃい! そこのお客さん、ちょっと詰めてあげて...
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書き下ろし短篇『七夕飾りの短冊と女心』

僕: 今年の七夕は土曜日。生まれた時から都会のマンション暮らしで、天の川も見たことのない一人娘のために、久しぶりに僕の実家に帰ることを計画している。車で5時間の不便な田舎だけど、田んぼではカエルが合唱し、小川では蛍が光の輪を描く風景は変わ...
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書き下ろし短篇『一個残しと以心伝心』

僕の仕事カバンの奥ポケットには、一通の擦り切れた封筒が入ったままである。中身は離婚届。それは5年前の7月7日、妻であった君から合意のサインを貰った緑の用紙だ。役所に提出しようと思いながら、何度も冬が来て春が来て梅雨が来て、そして5回目の七夕...
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書き下ろし短篇『織姫と彦星が会えない理由』

今年もクラス会の案内状がポストに届いた。 田舎の高校を卒業して10年も経っているというのに、僕ら3年C組の結束は固い。集る日が覚えやすいように七夕に近い週末をその日と決めて、「七夕会」という名前を付けた。 新幹線からローカル線に乗り...
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書き下ろし短篇『遠距離恋愛と天の川』

雨模様の七夕。年に一度しか逢えない織姫と彦星の遠距離恋愛は、今夜は叶いそうにない。 ずいぶん昔の話になるが、妻子のある人を好きになったことがある。 大阪に家のある彼は、月に1~2度の割合で東京に出てきて、六本木の俳優座近くにマンションを...
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