玉置浩二の超白髪に感動

ラジオの構成作家として有名往年歌手の番組を担当していた頃、読者の相談コーナーへの返答が今も記憶に残っている。彼女の黒々とした美髪に対しての質問で、「白髪はないのですか?私は生えてきて困ってるんですが、抜いてもいいですか?」という奇天烈な内容だった。なんちゅう質問!? しかし落ち着き払った答えは「絶対に抜いたらダメです。髪は減っていくのだから歳を取ってから悔やみますよ」だったと思う。

白髪は老いの象徴だという。しかし若白髪で悩んでいる人だっている。髪の色が様々な欧米人なら生れつき白髪の人もいるのに、真っ黒な髪が当たり前の日本人にとって白毛が生えてくることは屈辱だ。私も20代の頃から常に右前頭部に生える白髪を憎んで、ちょっとでも伸びようものなら毛抜きでピッと抜き取ることを快感としていた。しかし老いるほどに抜く本数は手におえなくなり、染める手段へと移行していくのである。髪は歳を取るほど生えてこなくなるのに、抜くなんてハゲへの近道でしょ。某歌手のコメントが身に染みるほど分かる年齢が来るのである。

今の私の髪は元がどんな色なのか分からない。ずっと明るい茶髪にしていたのに飽きて、突如10年ほど前にノーマルな黒髪へ染め直した。以後は信頼できる美容室でカラーリングを受けてきたが、いつの日かお洒落染めから白髪染めへと移行したのには気付かなかった。しかしそれはボタニカルゆえ強固に染み込み、ヘアカラーを繰り返すたびに不自然で艶のない真っ黒さになっていった。黒から茶へは戻せないと聞き、見た目を和らげるためにウィービングを試みたものの大失敗。メッシュの部分がどうにも色の入らない透明毛となって、光に透かすと死んだ毛に見えてしまうのだ。

もう美容院でのカラーは止めようと決めて、今はマ○○○○○ルのナチュラルヘアカラーというトリートメント剤を使っている。表面だけを染めるので1週間で色落ちするのは仕方ないけれど、年齢相応のグラデーション加減に収まるし痛まない。これまで湯水のように購入したヘアカラーで検索するとトップに出てくるレ○○○よりも、レビューが見当たらないマイナーだけど遥かに優れていると思う。

そろそろ染める頃かなと思う今日、深夜の食事をとりながら歌番組を見て目が点になった。浮名を流すことで有名な玉置浩二が真っ白な髪で、しかも片側だけ伸ばした不可思議なヘアスタイルで歌っている。超ハイテンションだ。思わず写メしてSNSにアップしたら、某プロダクションの友人から「その時々に付き合ってる彼女に影響されるらしい」とのコメントがあった。たぶんイケてる彼女だろう。

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そうなんだよね。髪の色は黒でも白でも金でも、年齢を想定する基準ではなくなったんだよね。白髪になったのが恥ずかしくて隠そうとするのは昔の人たちだ。色素が抜けた髪を好きな色に染めて、運動で贅肉をシェイプして、サプリメントで肌の艶を取り戻して、「適度に枯れた」年齢不詳でいれば良いのである。年齢不詳の条件はセクシーな声と目力。背筋をシャンとしてもっとイイ女になるべく先輩に目を見張る夜であった。しかし皆が知ってる年齢からして玉置さん・・・、ギラギラ目とツルツルおでこは白髪にミスマッチじゃありませんかね。何かしてる?

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    え! あれ、写メですか! きれいに撮れますね。

    女性は気になりますね、白髪。
    僕は15年ぐらい前から目立ち出しましたが、自然に任せています。鏡を見ながら「まぁ苦心したよなぁ」と思っていますよ(笑)

    尊敬する大先輩(男性)は、70を超え白髪ですが肌もお綺麗です。昔はロマンスグレーでした。
    きっとこころの持ちようが大切なんでしょうね。

  2. marie より:

    玉置浩二ですか・・・。中学生の頃、大ファンでした。「ワインレッドの心」「恋の予感」「熱視線」・・・数々の大ヒット曲を出していて、全盛期でしたよね。
    今でも昔の歌を歌っているのを聞くといいなぁ~とは思いますが、やはり昔の玉置浩二の方が私は好きです。
    けれども、彼がこんなにも恋多き男性になるとは想像も付きませんでした。
    まぁ、欲望のままに行動するのは生きている証拠でもあり、普通の人間であると言う証ではありますけどね。
    自分が生きたいように生きる・・・簡単なようで難しいところもあります。
    それが出来る人間は幸せなのかもしれません。
    多分、ほとんどの人は生活の為に何かを我慢して生きていると思います。

  3. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    ロマンスグレーって懐かしい響きですね。
    白髪を老いの象徴とは思わず、お金のかからないカラーリングだと思えばいいのかも。艶々フサフサと健康的な白髪の人って確かに素敵ですからね。

  4. yuris22 より:

    marie様

    幾つになっても恋を原動力として生きていく人は羨ましいです。
    加藤茶みたいな歳の婚を見るたび、男性の方がロマンティストなのかなと思ったり。
    身体の性的機能は女性の方が衰えないはずだけど、欲望は男性が勝るのでしょうか。

  5. 織田ゆり子 様、はじめまして、夜分に恐縮です。
    牡鹿半島の現状を調べておりましたら、偶然に、
    完成度の高きブログを拝見させて戴きました。

    玉置さんは、御存知の通り、ヴィジュアル歌謡曲系
    とか、俳優とかの視聴率男とかで疲弊されたのか、
    精神の安定性を保つ事が出来ず、精神科の薬とかを
    服薬されていたそうです。本来は素朴な旭川の男性
    なのですが。。マス・メディア界等のハイ&ローは、
    時に、辛い現象を生み出したり致しますものですね。

    ロマンス・グレーって響き、善いですね。もうすぐ
    五十の齢ですので、憧れます。髪の毛が薄く成って
    も、その方の個性や味わいだと感じたり致します。

    そういえば、銅版画家の山本 容子さんが一時、自然
    そのままの髪色に、なさっていらっしゃいました。
    年を重ねることの強さや美しさ等を感じましたです。
    ちなみに小生は此処十数年程、自分で散髪してます。

  6. yuris22 より:

    やさか ゆうげん様

    コメントを戴きありがとうございます。
    ご自分で散髪なさってるとは何て器用なんでしょう。私は前髪一本自分で切ることが出来ず、昨日は10か月ぶりに美容院へ行ってきました。毛先を揃えてもらうだけで心が生き生き。仕事にもプライベートにもやる気が出てくるのです。毛髪に対しても「そうじ力」は必要なんだと実感しました。

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