もういいやって言わないで

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ディベートするのは嫌いじゃない。
「○○○すべきだ」という偏った論題に対して、肯定側が勝つか否定側が勝つか、場所が会議室であっても飲み屋のカウンターであっても、口角泡を飛ばして白熱するのは面白い。

「結論は出ませんでしたが、いろんな意見が出ましたね~」で終わってしまうディスカッションとは違い、より根拠の正当性が必要とされる頭のスポーツ。
今まで蓄えてきた知識や経験の引き出しから言葉を捜してきては、いかに支持を得るかの応酬をする。

難しいのはディベートが喧嘩に形を変えてしまうときだ。
つい興奮して激しい口調で相手をやりこめたり、欠点をあげつらって見下そうとしたりすれば、話題はどんどん論点から外れていってしまう。

逆もまたありで、反論する気がなくなったと容易に敵前逃亡するのでは、場が白けるばかりである。その代表格となる決め台詞は「もういいや」だ。

「もういいや」が印象に残っているのは、証券取引法違反罪に問われたホリエモンが公判の被告人質問の場で、検察側との応酬を繰り返すうちに「論理が矛盾している。もういいや」と答えたシーン。
どうせ言ってもわかってくれない、自分はアンタほど頭が悪くない、こんな面倒臭いことやってられるか等々、両者の間にいきなりシャッターを下ろしてしまう。

「どうでもよくなった」「どうせダメなんでしょ」「あーやだやだ」。
投げやりな言葉、いじけた態度が期待するのは「ごめん、悪かった」の謝罪を貰うことかもしれないが、自ら被害者となることで耐えようとする手法は共感を得られない。

人間は生まれてきたときから平等だ。裸で生まれて裸で死んでいくけれど、長い歳月に示した生き様や言葉は現世に残り続ける。
「彼の口癖は『もういいや』でした」なんて格好悪すぎ!

諦めないで、放り出さないで、人格を否定しないで。人を褒めてあげるなら、自分も褒めてあげよう。
ディベートの判定はどちらか一方に下るものだけど、結果また一つ成長できるなら、負けも悪いものではない。

コメント

  1. こまちゃん より:

    >つい興奮して激しい口調で相手をやりこめたり、
    >欠点をあげつらって見下そうとしたりすれば、
    >話題はどんどん論点から外れていってしまう。

    σ(^ー^;) が ゆりさんと討論する時は
    必ず論点がずれるように思いますが、酒のせい?w

  2. yuris22 より:

    こまちゃん

    >σ(^ー^;) が ゆりさんと討論する時は
    >必ず論点がずれるように思いますが、酒のせい?w

    ていうか、何を討論したのかも記憶にありませんが、お酒のせい?(爆)

  3. 梅太郎 より:

    全くその通りですね。
    自虐的になって許しをこう作戦は封印いたします。逆効果みたいなので。

  4. yuris22 より:

    梅太郎様

    自虐的な言動は同情を得るどころか、相手に不快感を与えるのみでしょう。

    例えば痴話喧嘩したときにベランダから飛び降りる振りをするとか、ナイフを持ち出すとか、よく耳にする話です。
    通用するのは1~2度。そのうち誰も止めてくれなくなります。

  5. tsune2 より:

    はじめまして。
    酒を飲むといつもディベートになってしまう相手がいます。
    それもいつもの店で始まります。
    店の人もわかっていて、
    グラスがあけばワインを入れて立ち去ります。
    回りはいつもハラハラしているようですが
    本人たちはきっと今日こそはと思い熱くなっているのでしょうね。
    気がつけばワインのビンが並んでいます。

    >諦めないで、放り出さないで、人格を否定しないで。
    >人を褒めてあげるなら、自分も褒めてあげよう。
    いい言葉ですね。
    思わず反省、その気持ちで相手を飲み込んでみます。

  6. 詩人たそがれ より:

    >人を褒めてあげるなら、自分も褒めてあげよう。

    そうですね、自分を好きになれない人は、人を愛せませんね。

  7. yuris22 より:

    tsune2様

    ようこそいらっしゃいませ(^_^)

    お酒を飲みすぎてのディベートは、シラフになって思い出すと
    なんであんなに熱くなったのか、針小棒大なことが多いですよね。
    私も反省する場面が多々あります。

    飲み過ぎは友好関係も健康も害するので、適量に抑えることが
    専らの課題でもあります。

  8. yuris22 より:

    詩人たそがれ様

    昨日よりも今日の自分がもっと好きになる。
    そんな生き方ができたら最高だと思っています。

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