滑り込みセーフの確定申告

やっとe-Taxの確定申告が終わった。帳票に電子署名をして送信ボタンを押し、メッセージボックスをクリック。受付完了の結果に安堵するまで、今回も綱渡りの数日間であった。

本来は1日で上げるつもりが3日要したのは、青色申告特別控除65万円の誘惑。そのためにはきちんと会計ソフトで貸借対照表を作成しなくてはならない。

よーし、会社用の弥生会計を間借りしよう。新規作成で業種を個人・一般にし、青色申告決算書を選択。仕訳を入力し、机に散らばった源泉徴収票や領収証を解読しながら、伝票入力を始めた。ところがすぐに大きな壁が立ちはだかる。闇雲にデータを入れたって通帳と一致しなければ、期末残高が合わないでしょうが！しかもズボラな私の場合、印税や原稿料が入金される通帳とプライベートが一緒なので、振り分けが超面倒くさい。

借方に「事業主貸」、貸方に「普通預金」を打ち続けるのに疲れた頃、まさかのピンチが訪れた。記帳をサボっていた祟り。ページには丸々3ヵ月分が合計記帳○○件となり、金額がまとめて印字されているのだ。今は深夜2時、土日は銀行が休み、週明けは予定がびっしり・・。3月15日に間に合わない！絶体絶命！

インターネットバンキングも、過去に遡ること2ヶ月分しか表示されないのを知りながら、ダメモトで覗いてみた。運命の女神が微笑むとは、このことを言うのだろう。契約によっては特別優遇で13か月分の取引明細がダウンロードできるというのだ。それって私も入ってる？ 2009年度のプルダウンメニューに行き着いた時には、「ありがとう、○○さん！」と、銀行の担当者名を叫んだほどだ。

その後も幾つかのラッキーに見舞われ、ネットならではの恩恵に授かった。あとは税務署から質問や呼び出しが来ないことを祈るだけ。今度こそもっと早めに準備しようと、きっと来年も再来年も思うであろう性懲りなさである。