石碑が流され大銀杏が倒れた

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1955年に神奈川県の天然記念物に指定された、樹齢1,000年の鶴岡八幡宮大銀杏が風に倒れた。昨年末から保全に向けた検討がなされ、東京農業大の教授から生育に問題なしとのお墨付きを貰ったに拘らず、最大瞬間風速12メートルに屈した理由が分からない。ハイチ、チリと海外での大地震が続いている今、神の仕業として日本での天変地異に結びつける人たちがいることは必至だろう。

東京から友人が遊びにきた昨日、昼食後の腹ごなしを兼ねて逗子から材木座海岸までを散歩した。ビーチの入り口まで来ると、目に砂粒が飛び込んでくる強風ではあったが、それでも春が近い空気に安堵して波打ち際を歩く。幾重にも向かってくる白い波。飛ぶように走るウインドサーフィンの帆。ボードから振り落とされては再挑戦するサーファー。いつもの3月には見られなかった荒い光景だ。

材木座海岸2 材木座海岸1

潮の浅さからして干潮らしい。材木座海岸から左へ向かって歩き、小坪トンネルの右側にある和賀江島を越えて陸に上がろうとした。ところがゴロゴロした玉石の真ん中に立っていたはずの石碑が消えている。あとで調べれば、昨年10月に関東を直撃した台風18号の荒波に加え、高潮・満潮が重なったことによって、1924年建立の古い石碑がひっくり返ってしまったという。しかも周りの玉石たちは道路に打ち上げられて、元あった場所には細く僅かにしか残っていなかった。

和賀江島

存在が失せてしまった和賀江島の石碑と鎌倉八幡宮の大銀杏。どちらも鎌倉の歴史を物語る象徴であった。台風と春の嵐が強烈だったせいかも知れないが、次は何が消えるのだろうと不安にかられてしまう。かつて中国、中米、南米、地中海で大地震が発生し、日本で関東大震災が起こった1920年代前半の状況に似ているのも心配だ。

1991年の雲仙普賢岳の噴火や1995年の兵庫県南部地震、2004年の新潟中越地震など、数々の大地震と火山の噴火を予測してきた琉球大学名誉教授・木村政昭氏の予想によれば、2~3年以内に関東の地震活動が活発化してくるらしい。東京が2010年+-3年内で大震災にあうきっかけは、2009年+-4年に茨城県水戸沖で大地震が発生するかどうかに因るらしいが、嫌なことに今こそ予測の度真ん中にいる。

私個人のことで言えば、揺れが来そうな直前に「今日はダメ!」と地下に向かって怒鳴るのにはもう疲れた。与六も猫の本能か、家具の下敷きにならない場所を選んで寝ている。備えあれば憂いなしの準備は整ったけれど、シェルターの我が家に毎日篭って居るのは無理で、食べるためにはお江戸へ仕事の打ち合わせに行かなくちゃならない。

願わくば日本中の一人ひとりがもっと危機意識を持ってくれますように。地震とは単に地球が揺れるだけの事なのだから、どこでも「来るなら来い」の準備対策さえ整っていれば命に危険は及ばないのだ。携帯電話にぶら下げたコンパスのキーホルダーを見ながら、これが役立つことがないようにと祈る今日この頃である。

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