日本の言い伝えで、亡くなった人の魂は虫の形を借りて戻ってくるという。
霊園など緑が多い場所だから虫たちが生息しやすいのかもしれないが、中でもお墓参りで蝶に出会ったという人が多い。
混雑する秋分の日を一日ずらして、祖父母のお墓参りに行ってきた。家から近いので月に何度か訪れているけれど、お彼岸の期間は周りのお墓にも花が供えられているのが嬉しい。
墓石を磨いてお線香をあげて、ご先祖様に手を合わせる。
するとどこからともなくヒラヒラとアゲハチョウが飛んできた。砂利の上にとまって、小刻みに羽を動かしている。
今日も元気でいられることを感謝して、周りのみんなが幸せでいられるようにお願いして・・、いつもより長いお祈りが続いているあいだ私の右隣にとまっているのだ。
携帯のカメラで写真を何度か撮り直してこれでOKかなと思った途端、アゲハチョウは私の周りを2~3回舞って、またどこかに飛んでいってしまった。
いつもならモンシロチョウ、モンキチョウが飛んでくる確立が高いのに、こんなにゴージャスな蝶は初めて。今年逝ってしまった友人たちの魂がまとまってやってきたのだろうか。
水桶を返して、車まで戻る1人の道。
アゲハチョウが去った高い空には、白い雲が大きな羽のような絵を描いていた。
コメント
今日は久々に「彼岸花」の群生を見ました。
彼岸花の赤い群れが秋の青空と緑に強烈に映え、とても印象的でした。彼岸花って??? なにか心にフラッシュバックしてるのか。ご先祖に心で合掌。
☆はチョウチョウの種類に相当です。玉砂利もカラフルですね。私もおんなじフォトを撮りましたよ。昔、妖精の心霊写真をみましたが、チョウチョウそっくりでした。なんか…漢字「促」が不思議?心霊現象でしょうか?
素浪人様
気候がどんなに狂おうが、彼岸花はちゃんとお彼岸の時期に咲きますね。
天国から降ってきた花なのでしょうか。
muha様
この蝶を見てからは、嬉しいこと・不思議なことが次々に起こります。
私の守護霊が形になって現れたのかなあと思っています。