大難は小難に、小難は無難に

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今年最後の週末が来て、忘年会も月曜日に1回を残すのみとなった。しかし昨年に比べたら飲み会への出席は激減。節酒を始めてから付き合いが悪くなったのは否めないが、不思議なことにお酒の席に出ると、決まって良くないことが起きるのである。

その一。近くに超ヘビースモーカーが座る。
喫煙可の飲食店では、愛煙家と嫌煙家は平等だと思っているので基本的に表情には出さない。しかし私との間にわざわざ灰皿を置き、空気が白くなるほどチェーンスモーキングするお客が隣りに来てしまうのだ。その確率は9割を超え、酷い時には横並びに3人。煙が目にしみて、髪も服もたちまちヤニ臭くなるので、グラス半分のワインすら飲まないうちに退散する羽目になる。

その二。服や靴にお酒が飛んでくる。
先週はディスコパーティーの会場で、グラスを持って踊っているお客のワインが降りかかってきた。さらに一昨日は帰りのグリーン車のコンパートメントで、後ろの座席の客が豪快に缶ビールを引っくり返して、私の足元へゴロゴロ。靴の下でビールが水溜りとなったため、アテンダントに促され他の車両に移動することとなった。

その三。アクシデントの対応に追われる。
ヨットのキャビンで忘年会をしているとき、酔った女性が調理しようとして、包丁で指をざっくり切ってしまった。本人は「大丈夫よ、(⌒▽⌒)アハハ~!」と元気に笑っているけれど、血液は隣人の白いパーカーに飛び散っている。救急箱を開ければ古すぎる絆創膏は乾いて役に立たず、一升瓶の2本目に突入したクルーたちはもっと役に立たない。応急処置をして次のパーティーに遅れて参加したら、上記「その二」となった。

連続する不運を冷静に考えれば、酒飲みに有りがちな出来事なのかもしれない。例年のごとく自分も大トラ状態なら、けつまづいて転んで顔面着地し、朝起きたら血だらけになっていた可能性だってある。酒豪の武勇伝から遠ざかり、「大難は小難に、小難は無難に」と、見えない力に導かれている幸運をかみしめよう。

追記:12月29日
最終難関の忘年会もずっとウーロン茶で乗り切った。私が春までに飲酒を再開するか、賭けをする友人までいたけれど、決めたからには正々堂々と守り通す。自分を含め誰に対しても、約束はきちんと守るのが誠意だからだ。できない約束ならしない方が自他ともに心を傷つけない。
小さな誠意の積み重ねは、目立たなくても社会的信用に繋がると信じている。昨日は都内へ向かう電車の中で、お得意様から新年早々のアポイントが入った。変わらぬご愛顧に感謝しつつ、ご期待に添えるよう精進に励みたい。

追記:12月30日
例年なら今ごろは、馴染みのカウンターで「かんぱーい!」とグラスを合わせているはずだ。陽気な友人たちの顔が頭をよぎるけれど、これは神様の試練だとグッと耐えて、自宅で過ごすことにした。

昼間のうちに食材の買い物を済ませ、地獲れのヒラメで昆布締めを作った自分に苦笑い。お正月は取っておきな酒の肴をお茶で頂くのか、これじゃ猫しか寄りつかないな。それでも、目を爛々とさせて私の一挙一動を見守っている与六のおかげで、淋しい夜にならずに済む。今夜は和牛ステーキ丼を作って、相棒に分け前を一口プレゼントしよう。成人してから初体験の「しらふ」な年末年始になる。

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