買わないことが知性になった

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12月26日、仕事納めのオフィスワーカーが行き交う青山通り、午後7時。MAX MALAの角を曲がると骨董通りと呼ばれるストリートだ。アンティークショップが多いことでその名がついた通りだが、今は入りにくそうな高級ブティックが並んでいる。

ピカピカに磨き上げられたフロアに、ゆったりと陳列されたブランド服。奥には控えめに佇むショップガールはいるものの、客の姿はどこにもない。高樹町の交差点に向かって両側を見ながら歩いたが、どの店も見事にガラガラなのだ。今日はせめて一着ぐらい売れたのだろうかと、まるで見栄で建っているような店の行く末が心配になる。

購買意欲を掻き立てるはずのファッション誌にも異変が見られ、40代をターゲットにした「STORY」1月号の特集は「時には、買わない知性もある私」。
一桁違うのでは?と思わせる高額商品が並んでいたページには、この冬をクローゼットにある手持ちの服でどうやって乗り切るかのノウハウが載っている。新調するにしても3万円以内でと、GAPやユニクロで揃えたコーディネートは、CHANELやDiorのゴージャスな広告とは対照的だ。

ネットマーケティングを展開する会社が、20代~40代の男女465人を対象に「2009年のお正月はどのように過ごす予定か」を調査したところ、テレビを見るがダントツ。買い物は昼寝三昧を下回ってしまった。

無駄遣いは敵とばかりに、どんどん固くなっていく財布の紐。いったい消費者は何を望んでいるのか、店も企業もスタンスを変えなければ生き残れない。
穏やかに晴れた空の下で、日本は深い霧の中だ。

コメント

  1. 素浪人 より:

    ひとつは「コンビニエンス」からの脱却ではないでしょうか? そうひとつは「静かに過ごせる夜」じゃあないかなあ。
    例えば
    1.大晦日から新年を迎えるのが、騒がしくなりすぎた。
    2.本来、寝るべき時間に仕事をせざる得ない。
    3.その他、いろいろ。
    孤食、孤独死、即物的・快楽的な世界からの脱却の時ではないですね。

  2. marie より:

    ここ2、3日で東北はすっかり、真冬になってしまいました。世の中も不況で真冬ですよね。
    年末年始の連休もいつもよりも長い休みになってしまいました。
    家にばかりいても光熱費はかかるし、当然ながら灯油代がすごくかかる。
    外出すれば、ガソリン代、食費がかかる。
    困ったものです。
    バーゲン品を見に行きましたが、自分の欲しい物はセール除外品だし・・・。
    今回の休みは、家と近所のイオンス-パーセンターと、コンビにの行き来で我慢ですね(笑)
    けれど、グローブと言うブランドのコートがとてもお洒落で欲しかったなぁ・・・。

  3. yuris22 より:

    素浪人様

    私の場合は何もしないお正月。でも心は働かせるお正月かな。「一年の計は元旦にあり」で、自分をしっかり見つめる元旦を過ごそうかと思っています。

  4. yuris22 より:

    marie様

    今年の冬は周りへのプレゼントとして服は買ったけれど、自分用は一切買っていません。買い物に行ったとき、手にとって眺めた後「どうしても必要なの?」自分に問いかけてると、「買いたい」熱が冷めていくんです。
    流行の服に興味がなくなったのもありますが、我慢することが快感になったようです。

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