生まれて初めて見た巨人VS横浜戦

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「巨人-横浜のバックネット裏チケットを貰ったから一緒に行かない?」と友人に誘われて、雨が降る5月12日、東京ドームのナイターに出かけた。野球のルールとジャイアンツのメンバーぐらいは知っているが、試合を生で見るのは初めてだ。

チケット

チケットの数字を確かめながらゲートをくぐると、前から10列目のバッターボックスを見おろす席。巨人軍ベンチの様子もよく見えるし、通路側なのでトイレに行くのも楽だ。傘を椅子の下に押し込み、売店で買った生ビールとお弁当で遠足気分である。

バックネット裏の10列目
巨人軍ベンチ

1回の裏、巨人の攻撃。小笠原が2塁打を打ち、次に谷がヒットを打ち、わけが分からない間にカンカンと飛ばして2点が入る。ライブで聞く応援団の歌声はテレビの比ではない大ボリュームだ。

小笠原
谷

ところがせっかくの観戦に水を差すものがあった。通路を売り子のお姉さんがひっきりなしに行きかうので、バッターボックスがお姉さんに隠れて見えない。良い場面に限って3人ぐらいがモタモタと渋滞。隣の女性ファンは「見えない!どいて!」と鬼の形相で叫んでいた。

バッターが見えないんですが・・
バッターが見えない

猫に小判の私ではなく、一度でいいから天国にいる祖父に座らせてあげたかったバックネット裏。パラパラと目立つ空席や、試合が始まって10分で帰ってしまう人が気になってしょうがない。もったいないなあ。

両軍ファンが入り混じる

しかし熱狂的な巨人ファンだった祖父には、イラッとする席かもしれない。バックネット裏は両軍のファンが入り混じっているので、私の後ろでは負けている横浜ファンが野次を飛ばしまくっている。凡打のバッターに「お前なんか帰っちまえー!!」
三振したバッターに「バカヤロー、ニタニタして帰ってくるんじゃない!!」
巨人のピッチャーがロメロ投手に代わると「なんだその名前は!!毛深そうだな!!」
試合を見ているよりも後ろの野次が面白すぎて、あっという間に9回が終わってしまった。

ロメロ登場br> 試合終了

高級感を味あわせてくれた友人には感謝しつつ本音を言えば、次にまた野球を見に行くなら、デイゲームがいいな。日差しが降り注ぐ外野席で、遥か下方にダイヤモンドを見おろしながら生ビールを飲んでみたい。そんな真夏のデートが出来る年頃に戻りたいと、むかし果たせなかったボーイフレンドとの約束を思い出している。

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