被災地へ向かう前日

広告

東日本大震災で被災した石巻市のヨークベニマル湊鹿妻店が今日、1年4か月ぶりに再オープンしたというニュースを見た。ネット検索すると復活祭のチラシには「これからも地域の皆さまとともに」と、店長以下スタッフ全員が力強いポーズを取った写真が載っている。

去年の5月、宮城県牡鹿半島へ炊き出しに向かう途中でこの建物に足を止めた。早朝の異様に静まり返った空気とガレキの臭い。津波で流されてきた家や車が店舗の入り口を塞いでいる。3.11の津波発生後にこの屋上駐車場で、500人もの方たちが2日間も孤立無援で命を支え合っていたとは知りもせず、ボランティア体験記なんていう日記を書いていた自分が恥ずかしい。

石巻・ヨークベニマル
石巻・ヨークベニマル2
その後もボランティア活動は続けているけれど、自信のなさ・精神力の弱さを克服できないまま、被災地へ向かう前日はナーバスになる私。そろりそろりと荷物を用意して、与六の餌や水を数か所に準備して、寝つけずに出発の時間が刻々と近づいてくるお決まりのパターンである。

この週末は2回目の南相馬。去年の今ごろ、鹿島中学校に扇風機を運んで行ったときは逗子から8時間かかった。あれから1年が過ぎても交通網の不便さは変わらず、明日は新幹線で福島駅まで行き、車で2時間走って南相馬市民文化会館へ向かう。被災地にて無料で行われる倉本聰さん作・演出の公演「明日、悲別で」のお手伝い。受付で立っているだけかもしれないが、行くことに意義があるのだと心に言い聞かせている。

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    ありがとうございます。

  2. まる より:

    ヨーク湊鹿妻店で震災後から働いております。従業員一同、地域一同またお立ち寄りいただける事を楽しみにお待ちしております。是非綺麗になりました鹿妻に遊びにきて下さい。

  3. yuris22 より:

    まる様

    コメントありがとうございます。震災時のヨークのエピソードはとても感動しました。復興したお店にぜひ行ってみたいです。新鮮な地元の食材を買うことを楽しみにしております。

// この部分にあったコメント表示部分を削除しました
タイトルとURLをコピーしました