初秋に出会う旅(箱根編)

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残暑を逃れて小さな旅。一足先に秋の気配を探しに、箱根・富士五湖へ小旅行をしてきた。

まずは箱根神社にご挨拶。私にとっては江の島神社に次ぐパワースポットで、隣の九頭竜神社共々、龍に出会える場所だ。
手を合わせて瞼を閉じると、金色の大きな龍の頭が真正面にどっしりと構えているイメージ。その下で何匹もの小さな龍たちが、下界に向かって火を吐いている。しかし不吉な前兆ではなく、警戒度1程度のスタンバイのように感じた。

箱根神社鳥居
箱根神社社殿
九頭竜神社

むしろ心配なのは杉の御神木。なんだか色が薄くなり、伝わってくる気のパワーが落ちている。異常気象の影響がここまで来ているのだろうか。

参道で大木に耳をあてて何かを聴こうとしている老婦人を見かけた。
その様子を見て、クスクス笑いながら通り過ぎる若い女性たちのグループ。
感受性の鈍い人たちだなと思った。

御神木1
御神木2

悠久の歳月を経て立っている杉の大木は、喋りも歩きもしないけれど、天と地を結びながら、人間の営みを見下ろし続けている生き物だ。
その太い幹に触り、抱きつき、音を聴く。心が通い合えば彼らのメッセージを感じ取ることが出来る。でもこの夏は、その声も弱々しい。

箱根神社を後にして、次は駒ヶ岳に登ってみた。
ロープウェイが上っていくにつれ、周囲は深い霧に包まれていく。
箱根神社元宮は、赤い鳥居の向こうにある社殿もすっぽりと霧の中。何も語らずに沈黙したままだった。

駒ケ岳ロープウェイ
箱根元宮神社

そして芦ノ湖畔でぼんやりとやり過ごす夕暮れ。
白鳥のボートを漕ぎ、遊覧船に乗る家族連れの姿は、幾つ夏を越しても昔のままだ。
はしゃいで走り回る子供たち。おばあさんを気遣うお母さん。ちょっと退屈そうに後ろから付いてくるお父さん。
心のシャッターを押し、いつまでも変わらずにいて欲しいスナップショットを撮った。

芦ノ湖

長くなったのでブログは明日に持ち越し。富士五湖・西湖編に続きます。

コメント

  1. 詩人たそがれ より:

    「箱根、富士周辺」 私が、十数年過ごした場所で、大変懐かしですね。
    箱根神社にはまた行きたいですね。

    自衛隊演習場が近かった為、落下傘で兵隊が降りてきたり、セスナが故障で着陸したり、夜間演習の照明弾が明るかったり・・・! 情緒がないなぁ~~。

  2. yuris22 より:

    詩人たそがれ様

    箱根神社は私にとって、とても大事なパワースポットでした。
    ・・と過去形で書いたのは、訪れてみてパワーダウンしてるの
    を感じたからなんです。
    何が起こっているのか、結果が出る以前に感じ取らなくては
    いけないと思っています。

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