玄関を開けたら、ポーチの白壁にお客様。今年初めて見るカマキリだ。
何を考えてじっとしてるのか、ブローチかオブジェのよう。デジカメのレンズを近づけたら頭をクイッとこちらに向ける。
両親と一緒に、夏休みの度に訪ねた新潟の村では、そこらじゅうで見かけた戦闘士。
指を近づけてからかうと、じゃれた猫みたいに前足を振り上げて応戦してくる。気の強さが面白くて、草むらに腹ばいになっては相手をしたものだ。
日本大歳時記で探してみたら、カマキリは秋の季語で「蟷螂(とうろう)」と書く。
前足は鎌状をして他の虫を捕らえるので「鎌切」、拝むような格好もするので「拝み太郎」「祈り虫」、いぼを食べるというので「いぼむしり」「いぼじり」の名もあるという。
交尾の後に、メスはオスを頭から食べてしまうというのは本当だろうか。
ウィキで調べてみたところ、共食いの傾向は種によって大きく異なると書かれていた。
「極端な種においてはオスはメスに頭部を食べられた刺激で精子嚢をメスに送り込むものがあるが、ほとんどの種の雄は頭部や上半身を失っても交尾が可能なだけで、自ら進んで捕食されたりすることはない。」
上半身を失っても交尾が可能とはかなりグロだけど、交尾時の共食いはメスが自分より身体の小さなものに飛びつくという習性によるらしい。
ふうん。この子はメスなのかオスなのか、頭を触ろうと手を伸ばしたら、のそのそと壁を這い上がって行く。
バイバイ、また顔を見せに来てね。いずれにしても一秋の命を全うして欲しいものだ。
コメント
なんてタイムリーなブログ!?
週末は嫁の父親のお見舞いで秋田(横手)に行ってました。
嫁の従兄弟が3歳くらいの双子を病院に連れて来ていたのですが、その一人が糸の先に何かを付けて引き摺ってました。そうです!カマキリです。(^^; まるで飼い犬のように。当初は元気だったそうですが、もう半死状態。。。
以前はドジョウを「ニモ!ニモ!」と弄り倒してました。でも、田舎は自然が一杯ですね。北東北は、既に秋の始まりの気配が一杯でした。
8月初旬ころから
私の通勤路に「青いどんぐり」がいっぱい落ちてました。
そう、木々たちはもう秋なんですね。
なぜか、毎日拾ってます、どんぐりを・・・
昔、武田鉄矢が出ていた映画で「刑事物語」って
いうのがありました。
主役の刑事さんは「秘門蟷螂拳」の使い手。
松田という先生について修行したそうで、
格好良かったのを思い出しました。
オオカマキリですね。良く捕まえて戦わせましたw
大塚駅の繁華街から離れた離れたところにある小さなすし屋。
ここのネタと同じような、頑固そうな親父が一人で仕切ってます。
行けばいつも貸しきりの店。
窓を見ると懐かしい影が見えました。
店の明かりが漏れる曇りガラスに一匹。
ヤモリです。
都内なので虫も少ないのでしょう。
光に集まる虫をいつまでもじっとして待ってます。
クリちゃん
愛媛に住んでいた子供時代、キッチンのバケツに近くの川で捕ってきた
ドジョウがいっぱい入ってたのを思い出します。
生きたままグツグツと煮込むドジョウ鍋は大好物でした。
都会の子供たちが見たら「キャーッ」かもしれませんね。
自然が近い場所ならではの記憶です。
詩人たそがれ様
私もどんぐりを見ると、拾わずにはいられません。
秋にお寺の境内を歩くときは、常に下を見ています(笑)
そういえば栗の木も、青いイガを付けていますね。
こまちゃん
「秘門蟷螂拳」ですか(笑)
なんでもネタになるものなんですね。
ウルトラマンにも似たような怪獣が出てきた気がします。
tsune2様
ヤモリはモルディヴに行ったとき、コテージの中によく見かけました。
彼らは虫を捕り放題でしょうが、大塚のお寿司屋さんのヤモリは忍耐が要るでしょうね(笑)
そうそう、逗子の草むらで綺麗な青いトカゲを見かけましたよ。
保護色だったのかなあ。
中国にある拳法の一派で、本当の話なんですよ♪
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%B7%E8%9E%82%E6%8B%B3
四半世紀ほど昔「少林寺」という映画がヒット!
主演のリーリンチェイ(現在はジェット・リー)の
先生が蟷螂拳の使い手でした。
σ(^ー^;)の話は全てネタかいっw
こまちゃん
「少林寺」&ジェット・リーだったら納得。
武田鉄矢は・・プッと笑ってしまいそうになるのはダメ?