人柄が伝わる手書き文字のコミュニケーション

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鎌倉の裏道を歩いていたら、竹やぶの一角にほのぼのとした張り紙を見つけた。
猫の写真が「ありがとにゃん」とウィンクしている。

「三月四日 二ヶ月ぶりに猫は無事帰って来ました。暖かいお心を寄せて下さった皆様に心より感謝いたします。ありがとうございました。」

よく見るとクリアケースの左端に、小さなメモ書きが・・。
「おめでとうございます。みんな心配していました。もう気をつけてネ」
誰か住民からのメッセージなのだろう。名乗るわけでもなくニャンコの顔が描かれている。
ただの通りすがりであっても、足を止めて微笑みたくなる言葉の陽だまりだ。

猫帰る
おめでとう

拙くても手書きの文字にはその人柄が偲ばれる。やがて紙は劣化し文字のインクは薄れていくけれど、時の流れが加算されていく。

そこで大いなる反省。
携帯やPCの電子メールが主となって、近頃は手紙を書かなくなった。
書かないからますます字が下手になり、少々の文章でもキーボードを使う。
ハードディスクに保存されたメールは、タイムスタンプ付のデータであって「手紙」ではない。

コミュニケーションツールは幾らもあれど、アナログなものほど気持ちは強く伝わる。
国語辞典を引きながら便箋に文字をしたためた感覚を、また取り戻したいと思う「ありがとにゃん」であった。

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