国会議事堂ファッションの痛み

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蓮舫大臣が国会議事堂でファッション雑誌『VOGUE NIPPON』の写真撮影をした問題。8日の記者会見で、当人は「率直におわびを申し上げる」と陳謝したそうだが、片山さつき参院議員も2007年に『美人百花』という雑誌で、同様の撮影を行っていたことが浮上した。

片山氏は参院本会議の代表質問で蓮舫氏を批判したものの、10秒ほどで追及は打ち切って他の質問へ。ところが後の記者会見で報道陣から”過去”を突っ込まれ、「私は事業仕分けの大臣ではありませんから」と開き直ったという。
(2010年10月09日 Sponichi Annex「蓮舫氏批判も…片山氏も過去に議事堂内撮影」より引用)

この日の片山氏の服装は、胸を強調するリッチなピンクのスーツに、ミス東大だった70年代に流行したヘアスタイル。蓮舫氏に対し、「仕分けをした方が1着百数十万円のドレスを取っ換え引っ換えしているのを知ったら心中察してあまりある」と皮肉ったというが、同じ穴のむじな。蓮舫氏とファッションを張り合っているその様は、ネットによく登場する用語「痛い」を彷彿とさせる。

ちなみに「痛い」とは・・
非常識な様。本人は格好いいと思っているにもかかわらず、客観的にみると非常識であり、そのギャップが痛々しい様。(ニコニコ大百科より引用)

「痛い女」は、美人としてチヤホヤされた若い時代を捨てきれないタイプに多い。歳をとったからと言って、女の現役を引退してなるものか。すっぴんで充分に美しい若い女性たちに対しては、知名度や財力でヒエラルキーの上に立つしかない。容姿端麗は長年まとってきた鎧(よろい)であり、脱ぐことは降参を意味するのだ。

美人はモテるメリットがある分、損も多い。恋愛やお洒落に費やす時間が多くなり、調子に乗りすぎた過去に足を引っ張られる。人生の前半戦で楽をしたウサギは、後半戦では価値観を変えなければ、幸せのレースは時間切れで終了してしまう。見回せばもっと価値があるものが沢山あるのに、しがみついたものから離れるのが怖い。

秋は収穫の季節でもあるが、冬野菜の種まきをする季節でもある。地上で赤々と目立つ実よりは、地中でどっしりと大きくなる実を育てなきゃ。やがて痛い女さえ通り越し、人生の冬はあっと言う間に迫ってくる。

コメント

  1. marie より:

    「痛い女」と言うと少しドキッとします。
    人間は誰しもいつまでも若くいたいもの。
    ただ、どんな美人でもやはり「歳相応」のファッションとか美しさが肝心である。
    どんなにスタイルの良い美人でも40を過ぎてまで着られるからと言ってギャルが着るような洋服を着てはそれこそ「痛い」ということになる。
    地味にすると言う意味ではなく、本当に似合う洋服を選ぶことが大事だと思います。
    着こなす技が上手い人って実は体型はあまり関係ないかもしれません。
    私のお気に入りのショップの店員さんで少し太めの方がいるんですが、とにかく自分に似合うものがわかっていてお洒落が上手いんですよ。
    見ていてとてもかわいい方です。

  2. とーます より:

    過去ミス○○だった人は、人生の後半でミスる。という、親父ギャグのような本当の話を聞いたことがあります。名前だけで男が寄ってきて、中身のことは見られないので破局することが多いとか・・・。

  3. 的は逗子の素浪人 より:

    男も同じだね。

  4. yuris22 より:

    marie様

    イケイケファッションのギャルを追い越して、なんか変だな?と振り向くと、痛い熟年女性だったりします。年相応にしてるほうがもっと若く見えるのに、何の呪縛に囚われているんでしょうね。とても辛いことだけど、皺の一本一本も含め、自分の容姿を鏡で正視する勇気は必要です。そしてそこから再スタートを切ればいい。

  5. yuris22 より:

    とーます様

    才色兼備を自負する女性は、中身も優れてると思っている分、プライドも2倍だから痛いのです。見た目年齢は10歳ぐらい違っても、遅かれ早かれシワシワになって呆ける日がくる。ピリピリしないで悟っていれば、第3の道が開けるのにね。

  6. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    男は黙ってサッポロビールです。見栄を張らず、口に出さないのがカッコいい。

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