近頃「メタボ」という言葉が、もてない男の代名詞のようになっている。
メタボリックシンドロームは、日本肥満学会における日本人男性の診断基準として「腹囲85cm以上」が必須条件だ。
そのほかに「血圧130/85mmHg以上、中性脂肪150mg/dL以上またはHDLc40mg/dL未満、血糖100mg/dL以上」のうち2項目に当てはまる人を言うのだが、専門的な内容よりも用語が一人歩き。
一般には「デブ」の俗称が「メタボ」に替わっただけで、しかも流行語にまでなってしまった。
こりゃーヤバイぞ、もてないぞと、「メタボ」くんたちはこぞってダイエットや運動に励む。
でもちょっと待って。肥った男は本当にもてないの?
身体だけで勝負するならスタイルの良い男には勝ち目がないだろうけれど、プラスアルファが物を言う。
知性、経済力、知名度はもちろんのこと、一番アピールするのはハートの優しさだし、ユーモアのセンスも大いに起因する。
デブタレ四天王が良い例だろう。癒し系とまで言われるモテモテぶりだ。
許せないのは自分がメタボなことを公表しながらも、本心では認めてない奴。
胸をはだけたピチピチのシャツを着てみたり、足を組んで斜に構えた田村正和になってみたり、格好をつければつけるほどセクシーからは遠ざかる。
こういう輩がさらに嫌われるのは、女性に向って「最近、肥ったんじゃない?」とか「彼氏とご無沙汰してるんじゃない?」とか、さもエッチそうに言うとき。
それは笑える下ネタではなく、陰湿ななセクハラだ。
半径1メートル以内には近寄りたくない爬虫類系に入る。
どうかメタボの男性たち。デブを明るく認めるプラスのキャラだったら、痩せて欲しいなんて言いません。
たくましい腕にしがみついて歩くことは、女にとっては憧れでもあるのだから。
でもどうか、KYな爬虫類男にはならないで欲しい。
りりしい熊さんや芸達者なトドくん、キングコングのように英雄のゴリラさんであって欲しい。
何より健康チェックだけは、愛する人のために欠かさないのが第一条件だけどね。
コメント
メタボ男目指して本日も、ネットで探した近場の店へ。
地元大塚のスペイン料理「Bar Carlos」
料理が安い! ワインもうまそうな予感。
たくましい腕にしがみついてくれるのは新宿2丁目の人ぐらい。
タクシーの移動なのでたっぷり飲めます。
メタボのボーダーライン越えまであと一息。
ツネ2様
スペイン料理店といえば月並みかもしれませんが、「新宿エルフラメンコ」が好きです。
床を踏み鳴らすフラメンコを見ていると血沸き肉踊る?
なんだかプロレスをリングサイドで観戦してる感覚と似てるような・・・。
しかし「Bar Carlos」の料理が安い!にも惹かれますね。
赤ワインは身体にはいいですから、健康的なメタボになれるかもしれません(^_^)