横須賀の放射線量が上がっていた

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日本の運命の分かれ目ともいえる福島原発事故。首都圏に影響はないというが、気になって横須賀港の放射線量を調べてみた。何と10:40と11:10に100nGy/h(空間)を超えている。海水は平均して35cpsなのは、やはり放射性物質が風に流されてきたのだろうか。

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ちなみにnGy/hとはナノグレイ毎時で、1時間当たり空気に吸収される放射線のエネルギー量のこと。cpsはカウント毎秒で、放射線があたって発光した数が1秒あたりどの程度あったかを示している。

100nGy/hは健康被害はない数値だというが、同じ場所の3月8日のデータを見てみると、14nGy/h(空間)、13cps(海水)。この差はほぼ間違いなく福島原発の影響だろう。

数値についてネット検索していくうちに、横須賀原子力艦モニタリングセンターの記事を発見した。
『通常の自然界からの放射線物質の線量は20~50nGy/h程度、モニタリングセンターでは100nGy/hを超えると館内警報が出て分析を行う。ただ、警報値を超えたと言っても、すぐに原子力艦からの放射線であると判断してはならない。「雨」「雷による放電」「近所で放射線を用いた非破壊検査」が行われた場合なども異常値が出る場合が多い。この際には、モニタリングデータの「スペクトラム(線種特性)」を分析して、原因を特定することになる。ちなみに、館内警報値の100nGy/hという放射線量は、私たちが健康診断を受ける際のレントゲンの1/500の量だということで、かなり微量の値でも監視態勢が始まることを意味している。』
(横須賀原子力艦モニタリングセンターHPより引用)

レントゲンの1/500の量ということでホッとしたが、もう一つ心配が・・。雨が降ると、大気中に含まれる天然の放射性核種が雨とともに地上に降下するので、空間線量率は上昇するという。

空の雲がだんだん厚くなってきた。天気予報では東京が曇りのち雨、神奈川は曇り。外出はやめて、エアコンを止め、バスタブには水を溜めた。食料品・日用品は地震に備えて備蓄してきたので、1か月ぐらいは持ちそうだ。

マスコミは報道規制が行われるので半信半疑。情報は自分で探すしかないと、とりあえずはインターネットが使える状況に助けられている。計画停電が行われれば、あと1時間で電気がストップ。日が落ちたらランタンの灯で読書して、しばらく現実から離れることとしよう。

追記:3月16日12:00
今日の横須賀の放射線量を見てみた。空間線量率は、午前5時過ぎから6時半ごろまでグラフを飛び出ている。
これが昨日の爆発で運ばれてきた放射性物質だとすると、今起こっている異常事態の結果はどうなるんだろう。

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下のグラフは11時32分現在で、72時間のデータを表示したもの。昨日の早朝まではフラットだったのが分かる。

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さらに追記:3月17日 5:15
おかしい。アクセスするまでひどく時間がかかっていたグラフが、一瞬で表示されるようになった。servletがこんなに早いはずがない。まるで絵を貼り付けたみたいに、データはフラットになっている。

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コメント

  1. marie より:

    放射能恐いですね~
    ここ2、3日の間でチェーンメールが転送されてきました。
    内容は「雨に放射能物質が含まれるので、レインコート、マスクをして下さい」というものであった。
    ヤフーでは「チェーンメールにご注意を」と記事があるが、まさか現実になるなんて・・・

    我が家でも日用品、食料は大量に確保してきたので、今月中は大丈夫そうだ。
    化粧水や乳液、洗顔料も確保済み。
    ただ、一つ困ったことがある。
    ガソリンがないことである。
    殆どのスタンドで燃料が在庫切れとなり、開く見込みのないイオンのスタンドでは長蛇の列になっていた。

  2. yuris22 より:

    marie様

    チェーンメールは私の所にも来ました。天災が起きた時ってデマが飛ぶんですよね。私の身を案じて送ってきた友人は悪くない。むしろ無事で良かったと安心しました。

    ガソリンは被災地への供給を最優先にしているとかで、早ければ連休には届くそうです。不便だとは思いますが、あと一週間の我慢です。時間が早回しで過ぎるといいですね。

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