日々変わる雲の写真とお猫様

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逗子に住んで以来、空を眺めては雲の写真を撮ることが日課となった。雲は季節や気象条件により色と形を変え、この7年にわたり日々違った空を見せてくれている。地震雲さえ見分けられるようになり、雲のサイズと方角でマグニチュードや震源も当たることが多くなった。空の向こうの誰かと繋がっているのかな。

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冬にベランダに出て写真を撮るのは寒いけれど、明け方なら夏よりも楽チン。日の出時刻が遅いので朝寝坊できるからだ。ガラス戸を開けたとたん「待ってました!」と飛び出す与六と共に、今日も生きていることをお日様に感謝し、一日の無事を願う。与六は日が射してきたコンクリートタイルの上でゴロンゴロン転がって、まだ冷たいので家の中に退散。ニャンと鳴いて私をベッドに呼び、「二度寝しようよ」と肩をポンポンと叩く。この怠け者のせいで早起きの有り難味を潰しているが、ぬくもりが残った布団にもぐり、1時間ほどタブレットで情報収集をするのは至福の時間でもある。

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仕事とは言えど、一日の大半をネット環境で過ごす私は電子端末依存症。ダラダラとテレビを見ながらカウチポテトすると肥ることが分かったので、今は食事をさっさと済ませてパソコンの前に移動する。当然の如くデスク下のホットカーペットは与六が占領し、尻尾を踏んで噛みつかれながら、シーンと静まり返った夜をWEB制作や原稿書きに使うのは一石二鳥の時間だ。やがて足元から聞こえてくる小さなイビキ。

2日の新年会に遊びにきた友人が与六を抱っこして「この子はKさんにそっくりですね」と、7年前に逝ってしまった彼氏のことを言った。肥り加減、目の釣りあがり方、我儘さ、怠惰さ、食いしん坊さ、血統の良さ、お客様大好きなところなど、確かに何もかも似ているのである。生まれ変わりなのだろうか。愛嬌を振りまいて皆に可愛がられ、美女に抱っこされて良かったね(^O^)

この猫と一緒に喜怒哀楽を共にしながら、また一年が過ぎていくのかな。本音を言えば新しい彼氏が欲しかったりするんだけど、振り返ればアルコール依存症、ストーカー、マザコン、詐欺師、誇大自己症候群と、ろくでもない男しか寄ってこなかった身の上。独身という宿命を受け入れ、力不足であろうと世のため人のために生きていくのが私の役目だと思っていたが、人間なら誰でも大好きな与六から「選り好みするニャよ」と教育されている気がする。

階下からジャリジャリとトイレ砂を掻く音が聞こえて「ニャン」と呼ぶ声。はいはい、お掃除しに行きますよ。お猫様に教育されながら明日は誰に出会い、どんな雲の写真が撮れるのか、日々変わる未来を楽しみにしなくちゃいけないと思っている。

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