コピペで涙ぐめる若さが羨ましい

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月曜日の朝からボランティア関係のWEB制作の急務に取り掛かり、途中には東京で例会や打ち合わせの義務に駆けつけ、水曜日の夜10時にやっと完全な仕上がりを得た。3日に及んで起きていたのは生まれて初めて。バタンキューで眠って何とか機能する頭脳を取り戻したけれど、パソコンに向かい続けた腰痛は涙が出るほどである。

今回の目的はyoutubeで配信していた動画を、他からの干渉の入らない動画に変えること。関連動画や広告、クレジットやコメントなどが表示されないように、サイト上に幾つも動画を並べてもサクサク動くように、しかも無料での注文には最新テクニックが必要とされる。動画に長けているスタッフに任せれば目が飛び出るほどの経費がかかるし、一刻も早い処理が求められているので自分で片づけるしかない。

作詞や脚本といった文筆業の私は、同様に文字を並べる仕事としてプログラミングも長年に渡って生業としてきたが、画像に関してはWEB制作用にPhotoshopとIllustratarをマスターしただけである。極めるまで覚える必要はないにしても、その筋のプロに任せれば料金をボラれるのが心配なので、画像制作について大抵の作業は自分でトライして、行程数をカウントできる程にはなっている。

しかし未だに踏み込んでいなかったのが動画の世界。WEBページに無料で動画を掲載するのは、youtubeを筆頭とする動画掲載サイトを利用するのがベストなのだが今回はダメ。閲覧者のブラウザがフリーズしないよう如何に軽く表示させるかを考えると、現状ではAbobeのFlashに辿り着くのである。

パソコンでFlash Professional CS6を初めて立ち上げ、ヘルプやチュートリアルを見てもチンプンカンプン。学校に通い2年かかってマスターできる難解ソフトを1日で動かすのは無理だと分かりきっているが、それでも何とかしなきゃ間に合わない。ネット検索で情報を探し、英文を訳し、そうだったのか!と一個一個の解決を得るだけで夜明けになった。

その間に絶えず聞こえてくるのは「海外のフリーソフトを拝借すればいいよ、コーディングをコピペすればいいよ」という悪魔の囁き。しかしネットを通じた怪しいソフトを使えばウィルスが仕込まれる可能性があるし、ズルして誰かの真似をすれば訴えられた時が怖い。理屈を自分で理解できる正統派で行くしかないのだと、ヨレヨレになっても試行錯誤を続けた。

3日かけた末の完成で得られたのは、flashのテクニックを自分でマスターしたという達成感。今回の仕事には報酬も賞賛もないけれど、この達成感があれば次の仕事には自信を持って臨むことができる。

巷で大騒ぎとなっている小保方晴子氏の論文捏造疑惑について、会見での彼女の甘えた釈明にガッカリした。データのコピーや改ざんは、科学者どころか誰にも許されるべきではない。例えば個人のブログに貼り付ける写真だって、少なくとも私はピンボケだろうが当日に撮ったものを使っている。以前に撮ったものを載せれば読者に対しての嘘となるだけでなく、自責の念を引きずることになるからだ。小保方氏のSTAP細胞は結果良ければ全て良しではなく、途中経過が明確でこそ認められるものじゃないだろうか。涙ぐんで感情論で済むのなら、世の男性たちの殆どが女に生まれれば良かったと思うだろう。

てなわけで、カワイいくないと言われようが(そんな歳でもないが)、恥じない経過を通して結果を出すことが私のやり方。これを売る営業能力がないために小さな会社しか切り盛りできないけれど、お天道さまが見てるんだいっ!
明朝はお天道さまに会うべく夜明けに起きられるよう、今夜は早々に眠ることと致します。おやすみなさい。

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