近ごろは身体の不調ばかり書き綴っている。追い打ちをかけるように訪れた症状は坐骨神経痛。腰から左太ももの裏側が痺れるように痛くて、ちょっと歩くだけでへたり込んでしまう。1日の大半をパソコンに向かう仕事を生業としてきた結果なのは分かっているが、外出時にノートPCや資料を入れた重いカバンを持ち歩くことが症状を悪化させた。
這うようにしてタクシーで整形外科医に行き、レントゲンを取って告げられた病名は腰部脊柱管狭窄症。腰椎内部の神経の通り道(脊柱管)が狭くなって、神経組織が圧迫される疾患である。
「今に始まったことじゃないでしょう。ずっと前から予兆があったのでは?」と先生に聞かれ、腰に鉄板が入ったような感覚が何年も続いていたことを告白した。痛みを通り越して麻痺していたのかもしれない。すぐにブロック注射を打たれ、痛み止めのロキソニン&ロキソニンテープとリリカカプセル(中枢神経に作用して疼痛を抑制する薬)を処方された。
夜になって部屋の中での移動が可能になったものの、外出先でまた症状が悪化するのが怖い。腰にかかる負担を軽減するため、まずはカバンの整理に取り掛かった。ノートPCよりも重いのがインナーバッグ。「何かの時に必要かも」を想定したグッズを詰め込んで、ドラえもんのポケットみたいになっている。一個一個取り出して吟味しているうちに気付いたのは、使っていない物が殆どであること。未開の地を移動するわけじゃなし、困ったらコンビニで買えばいいのだ。
カバンの中で次に重いのが長財布。お札が重いのではなく、キャッシュカードやクレジットカード、ポイントカード等が詰まってるのが原因だ。これらを使えば出費が嵩むばかり。1年かけてポイントを貯めるために幾ら払うのかを考えれば持ち歩かないほうが懸命である。カードたちの「使って~」の求めを振りきって、半数を財布から追い出した。
身軽さを追求しているうちに、頭にリフレインする言葉は「要らない、要らない、要らない」。バッグの中身だけでなく、目を閉じて身体の中と対話すれば、LDLコレステロール、尿酸、血糖など「要らない、要らない」が聞こえてくる。
立って半畳寝て一畳、天下とっても二合半。たらふく食べても二合半のご飯で生きていけるのが本来の人間なのである。
FaceBook仲間から届いたメッセージは、5年前に卵巣がんになった奥さんが食事療法で健康を取り戻したという内容。玄米菜食で動物性タンパク質は摂らないことを実践して身体の内側から改善されたそうだ。
バッグの整理が終わり、ノートPCを入れて量ると3.2kg。何とか持ち歩ける重さかな。ニャにしてるにゃ?と体重計に手を出す与六もついでに量ってみたら5.8kg。う~ん、君もスリムにならなきゃね。ベランダに出して落ち葉と追いかけっこの運動をさせながら、早く私もウォーキングを再開できるよう、生活習慣を改めることが最優先の課題である。
コメント