逗子にいつもより早い秋がきた

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八月の終わりから急に気温が下がって、逗子ではクーラーが要らなくなった。開けた窓からは心地よい風がカーテンを揺らし、配水管の清掃に来た業者さんが「ここは涼しいですね」と嬉しそうな顔をする。

興味深げに作業の様子を見守る与六は、今年で7回目の秋。やんちゃ加減も去年よりクールダウンして、おっとりとした日常を送っている。

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例年になく秋の訪れが早いのだろうか、昨日は意外なものを見つけた。バス停まで降りていく階段に、ドングリがいっぱい転がっているのだ。台風11号の強風で落ちたと思われるが、青い実ではなく、どれも丸々と熟した茶色い実なのが不思議。

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一つ二つ拾って、ジーンズのポケットに入れて降りていくと、階段のいちばん下には、誰かが集めたドングリの山。

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山盛りの秋がここには訪れている。今年はあと四ヶ月しかないんだと、時が過ぎるスピードに改めて驚いた。そういえば去年もここで拾ったドングリを、与六のオモチャに持ち帰ったっけ。コロコロ転がしてチェストの下に入ってしまった一個の代わりに、新しいのをプレゼントしよう。

「針箱のどんくり一つ年経ぬる」 馬場移公子

ポケットの中でツルツルした手触りを確かめながら、ひっそりとしたバス停で降り始めた霧雨。空は晴れているのに、思いもよらぬ雨がサーッと過ぎていくのは「秋時雨」だ。

「秋もはや日和しぐるゝ飯時分」 正岡子規

人恋しさが募る夕方は、待ち合わせしている人に早く会いたい。カーブの向こうからニョッと現れたバスが、なんだかトトロのネコバスみたいに思えた。

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