昨日は午後から、男性誌の取材に付き合った。粋な大人を対象にしたライフスタイルマガジンの「BRIO」だ。
とは言っても私が取材されたのではなく、恵比寿でMAZAMという広告デザイン会社を経営しているS氏が取材対象。S氏とは私がIT業界にいた頃からの付き合いで、弊社のロゴマーク、ワッペンもデザインしてもらっている。
その彼がよく行くイタリアンレストランに女性クライアントを招待して、オーナーも交え楽しく語らっているという写真を撮った。
BRIO側のテーマとしては、平日はスーツ姿の社長がオフの日には何を着てどんなことをしているかを撮りたかったそうだが、S氏いわく「僕は平日でも休みでも同じような格好をしてるし、だいたい土日だって仕事してますよ」。
そこで考えたシチュエーションが、仕事仲間で友人の私と世間話をしながら飲んでいる図。見開きページに載るのには焦るし、今月の24日発売って、もうすぐじゃないですか!?
「で、私は何を着ていけばいいのかしら?雰囲気に合わせなくちゃいけないんでしょ?」と質問する。
前日にS氏から、彼が着用するメインカットのコスチュームについてのメールが届いた。
「明日はミディアムグレーのウールパンツにブルーグレーのコーデュロイジャケット。シャツはネイビーのロンドンストライプシャツ。シューズはベージュよりやや濃い茶のスエード。ネクタイは持って行きますが、するかしないかは現場で判断。」
土曜の夜のイタリアンレストラン。きっと男性は女性より若干改まった格好をするのだろうなと想像して、私は逆にドレスダウン。SEVENのジーンズに、THEORYの白シャツ、DOLCE&GABBANAの黒紺のストライプジャケットを着ていく。
S氏が選んだ場所は、恵比寿駅から歩いて5分ぐらういの距離にある「Taverna Quale Italia(タベルナ・クアーレ・イタリア)」。
以前はファッションビジネスをしていたというオーナーF氏は、スリムで長身、センスがvery Good !
銀座、横浜青葉台にも同じ店を持ち、中年男性が入りやすいイタリアンをコンセプトに店作りをしたそうだ。青葉台は家族で行く店、銀座・恵比寿は愛人(!)を連れて行く店の雰囲気。
南イタリアのワインが数多く揃い、メインディッシュのお勧めは毎日清水港から届く地魚だという。
そんな話を聞きながら、写真撮影がスタート。
コスチュームが撮りやすいようにカウンターに場を移し、カメラマンからは「笑って語らって下さい。でもスローシャッターで撮るので、頭だけは動かさないで。」と難しい注文が来る。
いったい何枚のカットを撮っただろう。いったい何の笑い話をしたんだろう。夕方に向かい時間が過ぎていく。
解放された夜、再びS氏とTaverna Quale Italiaで待ち合わせて赤ワインを選ぶ。
営業が始まった店内、カジュアルなカップルたちの間には、春の彩りを盛込んだ料理が並んでいる。
私たちのテーブルで始まる突っ込んだ話題は・・・、もちろん取材お断りなのでした。
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