物を書く意欲が急速に高まっていく。
1年間逃げ回っていた作詞への依頼を、今日から再開した。
いや、逃げ回っていたという表現は正確ではない。詞を書ける心境ではなかったのだ。
親しい人の死や、父の後を継いだ2代目社長としての試練、襲ってくるネガティブな感情や人間関係などが絡み合って、文章を生み出すことを邪魔していた。
でも吹っ切れた今はもう大丈夫。
作詞家に専念していた当時よりも、新鮮で的確な言葉が堰を切ったように溢れてくる。
コンピュータプログラミングを覚えたことによりスキームと理論立てが身につき、会社を経営して毎日沢山の方々と知り合ったことで、その数だけの人生観を得た。
知らず知らずボキャブラリーの引き出しがこんなに一杯になっていたとは!
キーボードで音を拾いながら、スコアの音符の下に歌詞を書いていく。
業界用語で言うと、「曲先(きょくせん)」のハメコミ作業だ。
歌いながら書いていくので、はっと気付くと声がガラガラになっていたりもする(^_^;)
私の歌詞はストーリー性がありすぎると批評されたこともあるが、今では何でもありな時代。ブログに何万パターンの個性があるように、歌詞にも自分しか書けない個性を盛り込もう。
詞が仕上がった後は、コピーライトの仕事にも取り掛かる。
「良い仕事をする基本は、良い文章を書くこと」。これはどんな業種にも当てはまる成功策だ。
コメント
作詞、再開おめでとうございます、期待します。
と・・・言いながら、ごめんなさい、実は作品を知りません。(ググっては見ましたが)
今の歌謡曲、アーティストにはなぜか「消耗品」を感じます。
是非、私にも歌える、うったえることの出来る詞、歌を、曲を お願い致します。
私の好きな曲を言うと年がばれるので、機会があればにしておきます。
たそがれ様
NHKの「おかあさんといっしょ」や教育テレビで、子供の歌を書いておりました。
教科書に載っている詞のいきさつに関しては、このブログのCategoriesで「作詞・詩」をご覧下さい。
森山良子,加山雄三等々の作詞・訳詞・ステージ構成や商業ミュージカルの脚本書き、テーマパークの歌作りなどもしておりましたが、実業の世界へ転向するためストップ。
今はまた音楽出版社からの依頼を頂いて、書き始めています。
子供の歌では「北風小僧のかんたろう」が、耳に残っています。最近は結構身近な歌手が出ていた様な気がします。
読ました「ハーフムーン」・・・いいですね。
できたら、大橋純子さん、大貫妙子さんに
静かに、ゆっくりと歌ってほしい詞です。
年ばれかなぁ
うゥ~ まだ恋がしたい(ナイショ)
たそがれ様
「北風小僧の寒太郎」は私の恩師の作詞です。
彼は大人の歌なら山川啓介、子供の歌なら井出隆夫という名で作品を発表しています。
仕事の目標もなくプラプラしていた私に「君の眼は荒んでいるよ」と気付きを与えてくれた人です。
今の私が存在できることを、彼に感謝せざるを得ません。