週に1~2度、家のお風呂の代わりに稲村ガ崎温泉に通っている。
美肌の湯効果を期待してはもちろんのこと、サウナで広がる友達の輪が楽しい。
今夜知り合ったのは、家にテレビがないという女性。
それだけでなくインターネットや携帯電話、エアコンや扇風機、ステレオもない生活を送っているという。
「貧乏ってわけじゃないんだけど」と笑う彼女の趣味は、和太鼓を叩くこと。
伝統芸能を継承する会に入っているのだと言う。
しかしその会も、今年から練習が出来なくなり解散してしまった。
太鼓の音がうるさいと、近所から「騒音被害」の苦情が押し寄せたからだ。
仕方なく夏でも窓を閉め切って練習したものの、脱水症状になり続行は断念したという。
そういえば先月のニュースでも・・。
「子供の声がうるさい」「部活のブラスバンドがうるさい」「サッカーボールを蹴る音がうるさい」等々、学校や公園、児童館に対して周辺住民からのクレームが相次いているそうだ。
窓やカーテンを閉めきり、子供が大声を出すたびに「静かに遊びましょう」と指導する職員。苦情は功を奏したかと聞き耳をたてるクレーマー。
受話器の向こうでキーキー怒鳴るヒステリー声の方が、よっぽど騒音だろうと同情したくなる。
いったい「騒音」と呼ぶものの基準は何なのか。
和太鼓や子供の声は騒音で、スピーカーで名前を連呼する選挙カーは騒音ではないのか。
多少ボリュームが大きくても、心に優しい音だってあるのだ。
石焼き芋のおじさんの声、豆腐屋さんのラッパの音・・、懐かしいアナログ音たちはもう映画の中でしか聞こえない。
ハイテンションなオバサンたちのお喋りだって、耳を傾けてみれば可愛いものだったり・・は、やっぱりしないか(笑)
コメント
人里はなれて山間部を流れる那珂川、釣り人をたまに見るぐらいで、きれいな流れだ。
そこに暴走族の騒音みたいな音が数時間もずっと響き渡る。
見渡せど山々、このあたりは林道で彼らが走る車には向かない。
騒音の元は5キロほど離れたホンダ茂木のツインリンクから響いてくるレースの音。
遠くの山里に来て、川で水で心の洗濯なんかしているのに。
ニュースで駅員への逆ギレ暴行が増えているって
報道がありました。
自分が当たり前と思っていることでも
相手には伝わらない事って沢山ありますよね。
道一杯に広がってオシャベリしながら歩く
お母様方。他人には厳しいのにw
自分の価値観を他人様に押し付けない寛容さが
必要なんではないでしょうか。
tsune2様
苦情を言われない静かな場所へと、騒音と排気ガスが引っ越してきているのですね。
より生活が便利になるためと言いながら、自然破壊が私たちの息の根を止める日も
近いかもしれません。
こまちゃん
カルシウム不足なんて単純な理由ではなく、カリカリ・ズキズキした
人間が増えています。
元気や正気は衰退するのみ。
パーソナルスペースがなさすぎて、都会では「気」の力が弱っているので
しょうか。