仕事肥りをする言い訳

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このところ仕事量が増えたたため椅子に座っていることが多く、フィットネスクラブもご無沙汰である。WiiFitどころか、バスルームの体重計に近づくのさえ怖い。美意識とかけ離れたデブ街道を歩んでいる物書きの一日を、赤裸々にレポートしよう。

 

午前7時15分。熟睡中のベッドに、ウェザーニュースの天気予報が携帯に配信される。「うるさいな~」と布団を被れば、「雨雲アラーム」や「木枯らしメール」といった追い討ちが5分おきに届くのは嫌がらせだろうか。
太陽が昇るにつれて外では鳥たちが元気に鳴きまくり、「ピッ・・ ピッ・・ピッ・・」とか「カー・・カー・・カー」という周期的な合図。もしかしたら天変地異の前兆かと気になって起きずにはいられない、「超」がつくほど神経質なA型である。

 

靴下を履きながらベッドルームから書斎へ。髪の毛ボサボサのパジャマ姿のままパソコンの電源を入れて、Windowsの起動音にしばし平穏を感じ取る。ミントの香りで歯磨きしている間は、日々に長さを増していくウィルスバスターのアップデートの時間だ。

 

お口をクチュクチュしたら、我が家はメゾネットなので先ずは階下のキッチンへ。コーヒーメーカーから漂ってくる芳しい香りに幸せを感じながら、白や桃色の花を咲かせている植木鉢にケトルから水を降り注ぐ。雨が降っていない限りはテラスに出て、空と緑に向かい深呼吸をして、朦朧とした頭に清々しい「気」を取り入れる。

 

室内の淀んだ空気が外気と入れ替わり、よーしOKだっ!
カップにコーヒーを注ぎ階段を上がり、パソコンの前に座ると・・・「えっもう夕方?」。
洗顔も着替えも食事も忘れてネットを探りキーボードを叩いていると、時間の観念がない。窓の外から聞こえてくるチャイムに夕方5時が来たのをを知らされて、光陰矢のごとしが日常茶飯事なのだ。食事は深夜に及ぶので当然肥る。
仲間たちから「飲みにおいでよ」とお誘いがない限り、寝起きから寝付きまでパジャマ姿のまま篭城するホームレスじゃなかった、ホームアリが私の実像である。

 

それにしても困ったぞ。体重計が有り得ない数値を表示し、スカートのウエストが限界を超えた。ダイエットサプリや健康食品を販売している友人たちの会社から「うちの商品を試しなさい!」「タダで提供するからモニターになれ!」の声が届くが、能天気な天邪鬼としてはまだまだ救える状況だと信じている。

 

顔のサイズが縦より横の方が長くなったって良いじゃないの、幸せ肥りしてるんだから。
仕事を下さる方々へ感謝!愛情と友情を下さる方々へ感謝! 春になったら満開の桜の下を一生懸命走ってダイエットするからね。
もちろんその後でみんな集まって「飲め喰え歌え」、お花見の大宴会に付き合ってもらうのは言うまでもない。

コメント

  1. 風小僧 より:

    御無沙汰です。
    お忙しい日々のようですね。
    私もyurisさんに負けず劣らずの日常です。
    ただし違うところは服は着替えております。
    人(塾生)相手ですからね!
    また、もう1つ…1時間を自転車の時間にしました。
    部屋のモグラも太陽が恋しくなりました。
    では、お身体に気をつけてご活躍ください。

  2. yuris22 より:

    風小僧様

    どうしていらしゃるかなと案じておりました。自転車と太陽、何よりでございます。
    私は今日、久々に身奇麗にして都内に出かけて参りました。「かっこいいね」と褒められ、まだまだ女を捨てたもんじゃないと喜んでおります。
    嵐が過ぎ去った後には、風小僧さんも青春を取り戻されますよう、フレーフレーさせてくださいね。

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