二度と行きたくない店

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食べ歩き(飲み歩き)が大好きなので、気に入った店の紹介を時々ブログに載せている。しかし二度と行かなくなった店もある。つぶれた店は仕方ないとして、店主のマナーがなっていない所だ。

例えば新鮮な魚介が売り物の、江ノ島近くにある居酒屋。
3年前に亡くなった恋人が通っていたのを引き継いで、しかも度胸足らずの当時は女1人でも入れる飲み屋として暖簾をくぐった。片道5,000円のタクシー代がかかろうと、得体知れずな私を常連として迎えてくれるのが嬉しかったからだ。
しかし店主の奥方の陰口が耳に入ってからは、二度と行っていない。
「あの女は男を探しに来てるのよ。」
下衆の勘ぐりだと思う。厨房の入り口で眉間に皺を寄せながら、キャバクラに通う夫と客の批判をボソボソと繰り返す顔が、こちらに矛先が向いたのを「ああやっぱりね」と思う。

女が飲み屋に出入りすれば、ろくな噂がたたないリスクぐらいは知っている。しかし自慢するのでなく、私は恋人に不自由したことはない。恋をする相手に求めるものは冷静な知性がNo.1なので、酔っ払いが集う小さな居酒屋で網を張る必要はない。他愛もない話題で盛り上がりながら美味しいものを食べたいだけなのに、相手方から下半身を想像されるのはウンザリするし、ましてや経営者サイドが勘ぐって口外するとは悲しすぎる。

なぜこんなことを書いたか。その居酒屋名を検索キーワードにして、私のブログに辿りつく人が多いからだ。私の名前を出して店にいけば、想像力豊かな物語を聞かされるだろう。

あえて言えば下衆は儲からない。2日前の記事『3つ星とB級グルメのランチ』にも書いたけれど、行きたいのはお客の側から「ありがとう」と言える店だ。飲食店に必要なのは良い食材と腕とサービスと、何よりも人間としてのマナー。どんなに気に入らない客であれ、言ってはいけない言葉があることを知らなければ、B級どころかZ級グルメに陥るだろう。

これは企業にも言えること。汚い心が招く災いはいずれ自分に返ってくるはずだ。コンプライアンスが何たるかも知らず、株主を馬鹿にし、リストラを日課としているような企業。その代表格は『下品と下衆(げす)の差』という記事に載せたけれど、汚い心はますます運を下降させることを知っていて欲しい。お天照様はお見通しだいっ!!

コメント

  1. TOMO より:

    下衆は江の島神社のお膝元で悪業非道の渦を自分だけでは飽き足らず…
    まわりにも振りまき悪さをして楽しんで居るんですね。
    ゆり子様も変なお店に迷い込む事がおありなんですね(笑)
    でもゆり子様☆彡に魅力があるから大きなお世話な事を話して居るんですよ。

  2. yuris22 より:

    TOMO様

    見て見ぬふりをしていようと、店も企業も人間も、下衆(魂のレベルの低い存在)は滅びる瞬間の映像が見えます。まだまだ力足らずの私が手を差し伸べるなんておこがましく、関わらないのが一番だと気付きました。それでも追いかけてくるのは、よほど何かに枯渇しているのでしょう。合掌。

  3. marie より:

    確かに、下品な話やかげ口がよく聞こえる店には行きたくありません。私の住んでいる町の某焼き肉店ですが、お店は汚いが味は良かった。しかし、そこの常連さんとおばちゃんが「誰かさんが離婚した」だのお客さんの影口が聞こえてしまい行ってません。
    人生、いいことばかりではないので誰でも愚痴の一つや二つはあるでしょうが、お客さんの聞こえる場所ではどうかと思います。
    お店の経営者や店員はお客の前でネガティブな話はしてはダメですよね。

  4. 亀吉 より:

    あ~、びっくりした。
    タイトルを見て私の店のことだと思う人が・・・

  5. yuris22 より:

    marie様

    飲食店は陽気で活気のある場であってほしいと思っています。身体に食物を取り入れてエネルギーとするのですから、同時にプラスの気も取り入れたいですよね。でなければお金を払う意味がありません。

  6. yuris22 より:

    亀吉様

    亀吉さんのお店は苛められたい客・噂されたい客が集まる店なので、何も心配ありません。商売繁盛、珍客万来・・。

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