醜いアヒルの子みたいな植物

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4月11日の記事「才能の種から芽が出ること」に、植木鉢に蒔いたスイートバジルの種から芽が出てきた話を書いた。南東に向いたテラスは日当たりが良く、せっせと水やりしている甲斐もあって順調に育っている。

生まれて初めて育てたバジルをパスタの上に散らそうと、葉を数枚摘んでみたら何だかおかしい。感触がやたらゴワゴワしてるし、芳しい香りがないのだ。新種のバジルなのかと、ネットで調べているうちに気がついた。これはオキナワスズメウリだ!

知人から貰ったオキナワスズメウリの実を乾燥させ、中の種を取り出して蒔いたのが2月。その後2ヶ月過ぎても全く反応がないので、同じ植木鉢にauショップで貰ったスイートバジルの種を撒いた。するとかわいい双葉が3つほど生えてきて、いつか料理に使う日を楽しみに育ててきたのである。

スイートバジル
オキナワスズメウリ

それにしても2ヶ月経ってから芽が出たとは、しかも今頃になってオキナワスズメウリだと分かったとは、醜いアヒルの子みたいな植物だ。さらにネット検索すると、6月にはキュウリのようなツルを伸ばし始め、夏には黄色い花を咲かせ、秋になると「修正液で落書きしたミニトマト」みたいな実がなるらしい。それも最初は緑色のミニスイカもどきから、黄色に変わり、やがて真っ赤に色づいていく3段階変色が見られるという。

行き付けの喫茶店でこの話をしたら大笑い。花屋さんもお客で来ていたので育て方の相談をしたところ、二通りの答えが返ってきた。
マダム「頑張れ頑張れって、毎日励まして育てるといいわ」
花屋「過保護はダメだ。放っておいて、枯れそうな寸前に『気合いだ~!』って一気に水をやるといい」
サボテンも枯らす私には、どちらかと言えば後者のほうが向いているかも(^_^;)
取らぬ狸の皮算用だが、秋になって実がたわわに生ったなら、できるだけ沢山の人におすそ分けしよう。「恥ずかしがりやの子だから、辛抱強く待ってあげてね」の一言を添えて・・。

追記:
スイートバジルはどこへ消えたのかと心配していたら、オキナワスズメウリの陰に隠れてちょこんと生えていた。う~む、パスタ・ジェノヴェーゼは軽く一口で終わるかもしれない。

バジルとオキナワスズメウリ

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