天国に見せるメッセージ

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家の周りのアガパンサスが長い花茎を伸ばし始めた。まだ6月に入っていないうちから蕾が膨らむとは、今年は梅雨の訪れが早いと察しているのだろうか。我れ先に雨に当たろうと競うかのように、ニョキニョキと空に向かって背比べをしている。

アガパンサス1
アガパンサス2

ブログにアガパンサスの記事を書くのは3度目。逗子に越してきた当時は得体の知れない宇宙植物かと思っていたら、割れた蕾からさらに小さな蕾たちが現れた。それは見る見るブルーホワイトの花火となって開きだす。夢中になって写真を撮り、そのあくる年も歩道の群生に向けて幾度となくシャッターを押した。

アガパンサス3
アガパンサス4

今の住まいを一緒に探した恋人が、癌で亡くなってもうすぐ3年。6月の上旬に天国へ旅立った彼と引き換えに、アガパンサスの群れたちと出合った。まるで膨らんだ涙腺から涙がほとばしるように花が咲き、私の周りはブルーでいっぱいになる。私が流し足りない分の涙も流してくれるんだなと、物言わぬ妖精たちに感謝した。

あの当時は花しか友だちがいなかった私が、今では花より団子の陽気な友人たちに囲まれている。涙の数より笑いの数が千倍も多くなった。黒っぽい服ばかり選んでいたのが、ピンクが一番好きな色になった。

アガパンサスには青、白、紫の色しかないという。でも神様にお願いできるなら、たった1時間だけでいい。私の周りのアガパンサスを一面のピンク色に染めてくれないだろうか。
「ねえ見えてる? こんなに幸せになったのよ」と、天国に向けたメッセージになるように。

コメント

  1. 亀吉 より:

    メッチャ明るかった彼は、陽気なyurisちゃんが大好きさ。
    今の貴女を喜んで見守っていますよ!

  2. yuris22 より:

    亀吉様

    空のように心が広く、大地のように頼もしい存在でしたね。見返りを求めず、ありったけの愛を与える人だったからこそ、いつまでも皆にとって伝説の人なのでしょう。
    大好きだったヨットで、今頃はどこをセーリングしているのかな。それとも天国の秋葉原でコンピュータのパーツを漁ってるかもしれませんね(^_^)

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