ブログを始めて3回目の誕生日

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午前零時を過ぎて、日付が12月22日に変わった。やっと来ましたか、誕生日!
13日のライブ・パーティーで早々と皆さんにお祝いして貰ったのを皮切りに、行く先々で「誕生日なんだって?幾つになるの?」と聞かれ、図々しく「28歳!」とサバを読んできた。こんなに沢山の方たちの記憶領域に私の誕生日がインプットされるとは、ロールプレイングゲームで領地を広げたような嬉しさだ。

この一年を振り返ると、男女を問わずどれだけ深みのある友人が増えたことだろう。その一方で音沙汰無くなった人たちもいるけれど、「さようなら」を少しも後悔していない。例えるなら彼らはサイズが合わなくなった服。痩せたらまた着られるからと取っておいても、クローゼットの片隅でカビを生やして流行遅れになってしまう。カシミヤ100%の高級ブランドであろうが、見るたびに心痛む服は、限りあるスペースを陣取ってはいけないと思うのだ。リサイクルに出してもっと似合う人にどうぞ。自分は身の丈に合った服をまた探せばいい。

「人が十人いてね、十人全員に好かれる人なんていません。」
瀬戸内寂聴さんの言葉に心が救われた。十人集まったら、その中に必ず嫌いな人がいる。どうすれば改善できるかと、顔色ばかり伺ってもしょうがない。無理に嫌いな人と付き合わなくても、自分と仲良くしてくれる人と付き合えばいい。自分が思うほど他人は気にせず、世の中はあっけらかんと回っていくものだ。

夜が明けて、朝一番の宅配便は岩満羅門先生からのプレゼント。ゴージャスなシンビジウムの鉢が届いた。大きな空き箱にはさっそく与六が入って、お得意のスパイごっこ を始めている。今年の1月、羅門先生のところへ相談に伺ってから、まるで魔除け札を貼り付けたかのように、人間関係が好転に向かった。

シンビジウム
箱に入った与六

そしてまた宅配便のチャイム。この1ヶ月毎晩メールを下さる方から、手作りのクリスマス・リースが送られてきた。ツルを編み、森の中を歩いて探した木の実を飾り付けた季節の贈り物。外れて箱の中に転がった木の実は、ホッケー選手・与六がコロコロ、ドタドタと転がして遊んでいる。あたたかな色と手触り、誰かがそばに居る音。

リース

一年でいちばん昼が短い日に生まれた私は、太陽が人一倍に恋しい。私の財産は金銭や宝飾品ではなく、心を温めてくれる友人たちなのだと感謝した誕生日である。

コメント

  1. みず より:

     28歳の(笑)お誕生日おめでとうございます。週末は小坪に顔を出せそうです。

  2. ベリタリア より:

    お誕生日おめでとうございます^^

    ブログの内容心にしみました。 
    本当に大切なものは金銭やモノではなく人の心の温かさなんですよね。 私も最近特にそう思います。

    今年もあとわずかです、一日一日を大切に過ごしたいものです。
                   

  3. 亀吉 より:

    おめでとう!
    いくつになっても、ゆりちゃんはゆりちゃん。
    いつまでもチャーミングな女性でいてくださいね。
    天国の彼もニコニコしながら祝ってくれてますよ!

  4. yuris22 より:

    みず様

    ありがとうございます。土曜日は大忘年会になりそうな気配ですね。楽しみにしています!

  5. yuris22 より:

    ベリタリア様

    心を分かち合える友人の数は、人口の多さと反比例するようです。恵比寿から逗子に越してきた私には、この数年で一生分の友人ができたように思います。しかもみんなお節介すぎるほど温かい。きっと誰にでも、心の棲家となる土地があるんでしょうね。

  6. yuris22 より:

    亀吉様

    ありがとう!
    思えばずっと、彼が友人たちを集めた賑やかな誕生日を送っていましたね。今年はそれが帰ってきました。みんなで合わせた乾杯のグラスの1つに、目に見えないグラスも混じっていたかもしれません。私は果報者です(^^)

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