お台場の夜景と蜃気楼の世界

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昨夜は台場にあるホテル日航東京での納涼パーティー。新橋から乗ったゆりかもめでは、北欧人らしき夫婦が歓喜の声をあげながら、デジカメで両サイドの景色を撮りまくっている。そんなに珍しい景色かなあと首を傾げていたら、隣の友人が「僕だって香港に行ったら同じことしますよ」と笑っていた。

パーティーはチーズのカッティング・ショーというイベントからスタート。重さ40kgもあるパルミジャーノ・レッジャーノのホールを、特殊な4本のナイフでカットしていく。手袋をはめて渾身の力でナイフを押し込んでいくスタッフの顔は見る見る真っ赤に。3年間熟成したチーズの硬さを、その上気した顔が物語っていた。

チーズカッティングショー1
チーズカッティングショー2
チーズカッティングショー3

部屋中がパルミジャーノの香りで充満した頃、一口サイズを口に入れる。さすが切り立ては美味しい!乾杯を待ちきれずに、スパークリングワインを飲んでしまう方々が続出である。

食事とダンスと会話が弾むパーティールームからテラスに出れば、目の前にはレインボーブリッジ。数年ぶりに間近で見た宝石箱みたいな台場の夜景は、熱帯夜でも目を涼しくさせてくれる。でも以前より活気がなく思えるのは私だけだろうか。

台場の夜景1
台場の夜景2
ホテル日航東京のテラス

そう言えばオイルマネーが潤沢なアブダビも、ドバイショックの影響で不動産バブル崩壊の連鎖が続き、都市開発計画の凍結が続出しているらしい。融資が受けられず、建設工事が中断した高層ビルが並ぶ風景は、2年前の超好景気とは天と地の差である。東京だって対岸の火事とは笑っていられない。

「綺麗ねぇ」を口ごもってしまったお台場の景色。深夜12時で魔法が解けるシンデレラみたいに、摩天楼も蜃気楼になってしまいそうで不安だ。せめて今夜だけでもワインの酔いが醒めないよう、淋しいテラスから賑やかなパーティールームに戻った。

コメント

  1. marie より:

    キレイですね。
    実は来月9日に二泊で家族旅行でディズニーランドとディズニーシーに行くことになりました。
    ゆりさんの近くに行けるのはとてもうれしく思います。

  2. yuris22 より:

    二泊すれば思いきり堪能できますね。混んでいたって子供たちには天国でしょう。
    猛暑は続いていると思います。熱中症には気をつけてくださいね。

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