質の良い品物を何十年も使うこと

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年明け早々、水漏れを起こしていたキッチンの蛇口がやっと復活した。5日にやっとメンテナンス業者に連絡がついたものの、メーカーから交換部品を取り寄せなくてはならないので日にちがかかると言われ、それから1週間はケトルに水を入れるのさえ不自由な生活を送っていた。

チャイムの音にドアを開けると、作業服姿で立っているのは予想外に年配の男性。どうやら自営業の社長さん自ら来て下さったらしい。工具箱を持ち歩くのにフウフウ、元栓を締めにメーターボックスまで歩くのにハーハー、蛇口をスパナで緩めるのにゼイゼイ、背後にお座りした与六が「大丈夫かにゃん?」と心配げに眺めている。

約20分ほどで作業が終了した蛇口は「GRHOE(グローエ)」というドイツのメーカー。販売店が12月25日から1月9日まで冬休みで、交換するマイクロフィルター付カートリッジの取り寄せが出来なかったらしい。

それならいっそ日本のメーカーに替えた方がいいのでは?と聞いてみると、社長さんは突然背筋を伸ばして「絶対にグローエがいいです!」と言い切った。製造が終了した製品の場合、例えばTOTOやINAXなどは交換部品が10年間しかキープされていないのに比べ、グローエは25年間もキープされているという。さらには蛇口本体も造りが丈夫で、日本のメーカーは固いものを当てるとメッキが剥がれて凹んでしまうのに対し、グローエは金槌で叩いても平気なほど頑丈に出来ているそうなのだ。

交換修理費用は13,650円。今まで力を入れて持ち上げていたレバーは驚くほど軽くなり、水もお湯も快適に使えるようになった。

ついでにバスルームのシャワー水栓の交換もお願いしたところ、これも製造は終了しているけれど部品は取ってあるので、今度メンテに来てくれるとのこと。「質の良い品物ほど長く使えるんですよ」と、そっくり新品に取り換えることがベストではないと教えてくれた。

午前中に我が家での作業を終えて、これから10軒回らなくてはとフウフウゼイゼイ。こうした職人さんの後継者が育ってくれることが日本の再生に繋がるのだと思いながら、「真と芯」のある頼もしい背中を見送った。

コメント

  1. こまちゃん より:

    貧乏性で高級品は持って無いんですが、

    滑らかな動きに品を感じる事が有りますねっ!

    メンテにお金が掛かる分、可愛くなりますねっ!

  2. yuris22 より:

    こまちゃん

    修理屋さんを呼ぶ前に、まずは自分で直してみようと工具箱を開きます。説明書を無くしても今はネット検索すれば、あの手この手がみつかりますからね。非力さをカバーするために、電動ドライバーも買い足しました。

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