方位が狂っていたスマートフォンのコンパスが、意外にも午後1時過ぎから復活。北に向けると正反対に「南」の表示だったのが、今は正確に「北 0度」を指している。5月5日から狂い始めたのが、どうして急に元に戻ったんだろう。
調べてみるとコンパスの異常は私だけではなかった。房総・東京湾で磁気異常が続発しているという記事が5月23日発売の週刊プレイボーイに載っていたそうで、記事があちこちのブログに転記されている。
東京湾岸では今までになかった現象として、江東区と江戸川区の臨海地区で断続的に強い磁気異常が続いているそうだし、千葉県では成田市から10キロ東の大栄PAで東へ140度の大きなズレ、東関東自動車道の酒々井PAでは磁針が南北逆転。これは首都圏直下型地震、つまり東京湾北部に大規模な地殻変動(本震)が起きる前触れではないかと囁かれている。
そんな折に、琉球大学名誉教授・木村政昭氏のHPに5月24日付で、地震の目がある千葉県北東部に前震の可能性をキャッチしたという記事を見つけた。推定M7.3の本震が起きるのは2011年+-3年。活動は徐々に西北方向に移動してきているので、震源は千葉県北西部になるようだ。唯一の救いは「本震の予想震度は地下数十キロと計算されます。地表の揺れはかなり軽減されると思われます」という予想である。
このところ岩手県沖、三陸沖の地震が減り、福島、茨城、千葉での地震が増加。活動が南下してきたのは否めない。
スマホのコンパスが元に戻ったのは、嵐の前の静けさという「収束」なのだろうか。宇宙天気情報センターのニュースでは、今日27日から太陽風速度が上昇して地磁気がやや乱れる可能性があると言ってるので、午後4時の更新はチェックしないと。
天気予報は1週間先まで雨と曇りのマーク。関東甲信地方は平年より17日も早く梅雨入りした。とりあえずは台風2号が通り過ぎるまで、雨の中では大きな地震は起こらないだろうと信じて、備えだけは怠らずにいよう。
追記:5月29日
木村政昭氏のHPが昨日、「東京、茨城南部、埼玉に真正の”地震の目”はない」という記事で更新されていた。東京湾北部の活動域は独自の大地震を起こすエネルギーは蓄えていないとし、大地震候補地として最近噂されている茨城南部、埼玉にも真正の地震の目はないという。
しかし千葉県北東部地震(推定M7.3)の地震の目は、依然として生きているようだ。
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