外出を阻止するパブロフの猫

広告

今年も残り1か月少々となって忘年会シーズンに入った。深夜の帰宅が多くなるにつれ、与六のストーカー度が増していく。半径1メートル以内でずっと私の行動を見張っているのだ。

ご主人様がシャンプーする、鏡の前に座る、ウォーキングクローゼットで服選びをするといった行動は、「留守番させられる僕」に繋がるらしい。ベルを鳴らすと餌を貰えると思って唾液を出す「パブロフの犬」のように、シャワーの音を聞くとお出かけ阻止モードに入る「パブロフの猫」になってしまった。

その阻止行動は、水飲み器やゴミ箱をひっくり返すなどの悪戯を連発して手を焼かせる。ドレッサーの椅子を占拠してご主人様を座らせない。ベッドの上に出しておいた服の上に寝て、どかそうとすると爪を立てる。黒いスーツなんか出しておいた日には、くっついた猫の毛をガムテープで取る作業で遅刻してしまう。

お出かけを阻止する猫
「行ってくるね~」と鍵を閉めて外に出れば、2階の窓からジーッと視線が・・。レースのカーテンに頭を突っ込んで、ピョコタンピョコタンしながら見送りをしてくれる与六がいる。戻って抱きしめてやりたいと後ろ髪を引かれるのは、まるで新婚の奥さんを置いて出かける夫の心境である。

独身女性が婚期を逃す3つの条件は、マンションを購入する・ペットを飼う・アイドルの追っかけだそうで、見事その2つに合致している私。まあ婚期は十二分に過ぎてるからいいけれど、人間の男が鬱陶しくなってしまったのはいかがなものか。与六が2歳半になっても深まる一方の蜜月に、いつかくるペットロスが心配になるべったり度である。

コメント

  1. marie より:

    かわいい。
    今の職場にも猫ファンが結構居ます。
    出来ることなら私も猫になりたいです(笑)

  2. ARLES より:

    猫に癒されてましたよ~与六さんのような高級猫では
    ありませんでしたが・・・小麦ちゃんていいます♪

    ゆりちゃんもお元気そうでお顔も優しくなりましたね
    ますますのご活躍を願っております。

  3. yuris22 より:

    marie様

    最近ニャンコファンが増えてきましたよね。
    ワンコ派だった友人も野良猫を飼い始めて、毎日のように飼い方の質問電話がきます。猫談義を始めると止まらなくなり、電話代が嵩みますよ~。
    ああもう一匹飼いたい・・

  4. yuris22 より:

    ARLES様

    小麦ちゃん、可愛い名前ですね。
    猫のいる空間って、空気がふんわりしてくるような気がします。与六が添い寝してくれるおかげで睡眠時間も長くなりました。早起きの敵ですが・・・。

// この部分にあったコメント表示部分を削除しました
タイトルとURLをコピーしました