ごみを出さない暮らしを考える

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逗子市では10月1日から、ごみの回収方法が変わる。家庭ごみの処理が有料化となり、燃やすごみと不燃ごみは指定ごみ袋に入れて出さなくてはならない。45L入りが10枚で800円。サイズ選びも慎重にしないと、それこそお金をドブに捨てるようなものである。

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大抵のものは燃やすごみとして出してきた怠慢さから脱却せねば・・。市から配布された「ごみと資源物の出し方」というパンフレットを読み、今さらながら紙はミックスペーパーとして捨てることを知った。でもリサイクルされるなら、書類や手紙はそのままじゃ捨てられないので、アマゾンでシュレッダーを探して注文。猫砂もトイレに流せるものを探して注文する。

そして始まる大作業。9月最後の収集日に向け、今日は家じゅうの戸棚を開けて不用品の選別に励んだ。今なら無料のゴミをどんどん透明袋に詰め込んでいく。靴やバッグ、CD、プラスチック用品、木製の飾り物など、手に取りながら要・不要を考えていると、身辺整理しているみたいで複雑な気分になる。

与六が一度も使ってくれなかったラタンの高級爪とぎ器も捨ててしまおう。しかし念のため、付属の茶色いまたたび粉を振り撒いて声をかけてみたら、舌でジョリジョリと舐めて、名残惜しそうに見つめている。やっぱり取っておこうかな、でも月曜日に燃やすごみで出せば80円かからないのにと、袋に入れたり出したり・・・。「取っておいてニャ」とでも言うように、与六がこちらを眺めている。

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断捨離が持てはやされる風潮に乗り、「もったいない」という言葉から遠ざかっていた私。必要でないものを買ってポイポイ捨てるのはエコではなく、何のために家庭ごみの処理が有料化されるのかを考えるべきだと自分を戒めた。本当に使う物、食べる物だけを買って、ごみを出さない暮しをするのが断捨離なのだ。

人類の資源消費量が、その1年間に地球が生成できる資源量を超える日を「アース・オーヴァーシュート・デー(Earth Overshoot Day)」と呼ぶ。1970年は12月23日だったのが、この2015年には8月13日。使い捨ての時代は終わったのだと先進国が認識して、物を大切にする暮らしぶりを取り戻さなくてはならない。

積み上げたごみ袋を再点検。まだ使える物たちを取り出して「またよろしく!」と頭を下げた。

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