典型的なA型のひとりごと

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逗子駅始発の湘南新宿ラインで、発車時刻を待っている。下校中の学生もまだ乗ってこない午後3時過ぎは、車両に私ひとりだけ。連結部の端っこの席をキープして、都内までの1時間は、ブログを書くのにちょうどいい時間だ。

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鳥の声しか聞こえない静かな環境で暮らしていると、どんどん人混みが苦手になっていき、これから始まる忘年会シーズンを思うと気が重い。とりあえず日程だけ書き込んでおいたスケジュール帳を見ながら、どうやって参加しない理由を作ろうかと、考えを巡らせている。

いざ出かける段になると、旅行かと思うほどの重装備。手さげ鞄には仕事道具と化粧ポーチだけでなく、途中で災害に巻き込まれても耐えうるグッズがあれこれ入っている。

お茶、キャラメル、ミニタオル、ウェットティッシュ、絆創膏、胃薬、目薬。この季節の必需品であるマスクに至っては2~3枚。電車内で隣の人が咳をしていたら、飛沫感染を恐れて、ウイルス防止の機能が優れたものに付け替える。

こんなことを書いているうちに、電車はいつの間にか発車して、隣の鎌倉駅からどっと観光客が乗り込んできた。

なんてことだ! 騒がしいおばちゃん3人組が私の向かいのシートに並び、ギャハハハと手を叩きながらバカ笑い。お煎餅は食べる、派手なくしゃみはする、鼻が曲がりそうな香水の臭いは漂わす・・・、う~ん、この状況はお笑い番組のコントみたいである。

席を移ろうか、いっそのこと帰ろうか。
鞄をごそごそ掻き回してiPodを引っ張り出し、イヤホンを耳にねじ込んだ。ラブソングを大音量で聴きながら、向かいの席を睨み付け、今日も自らを生きにくい環境に追い込んでいるような。

仙人化していく自分を何とかしなきゃいけないな。袖すり合うも他生の縁、気は長く心は丸く腹立てず、思い付く限りの戒めを無言で唱えながら、眠くなってくるのを待っている。

血液型性格判断は嘘だと言うけれど、私は絶対に典型的なA型。このまま面倒くさい頑固老人に突入しないよう、自分に心理カウンセリングを施したいこの頃である。

コメント

  1. こまちゃん より:

    典型的なA型のσ(^ー^;)は、頑固親父になりつつあると叱られてます。
    絶滅危惧種「下町の雷オヤジ」程度に収まらないと追い出されそうですw

  2. yuris22 より:

    こまちゃん

    帰りはグリーンに乗ったのですが、隣に座ったオッサンが「じゃがりこ」を食べ始めました。手についた粉を椅子になすりつけたり、こっちにパラパラしたり、我慢も限界。睨みつけて席を移った私を、オッサンは不思議そうに見ていました(;^_^A

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