パワースポットと龍伝説

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3日前に逗子の家に来てから、まだ一度もテレビを付けていない。
FM横浜をBGMに、オーシャンブリーズを空気清浄機替わりに、始まったばかりのオフィスで仕事をしている。

交通情報によれば国道134号線はすでに大渋滞。
子供のころから親しんだ湘南は「七里ガ浜を先頭に○キロ・・」と聞くだけで、渋滞した車の列を江ノ電のグリーンのボディが追い越していく絵が目に浮かぶ。空にはのんびりとトンビが舞っている。

「子供の頃から慣れ親しんだ湘南は、やはり私にとって素晴らしいパワースポット。「気」の威力が違うのです。」
早朝にメールを送った友人から返事が返ってきた。
「パワースポットは、地の気(地脈)、天の気、が交じ合う波動の高い所を言います。気持ちが良いとは、氣の持ちが良い事で、リラックスするのです。」

やっぱりそうだった。
実は10年前、江ノ島の近くに住んでいたことがある。実家は鎌倉なのになぜかというと、江ノ島神社それも一番奥にある奥津宮がお気に入りの場所だったからだ。

気持ちがザワザワと落ち着かない時は、夜中であっても弁天橋を渡り、息をつきながら階段を上って奥津宮を目指す。
家並みが途切れ御社殿が近づくと、不思議なことに物音が途絶え、風がピタッと止むのだ。
ここには多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)という、安らかに海を守る神様が祭られているという。

江ノ島の縁起には龍伝説が絡む。
鎌倉には昔、5つの頭を持つ龍がいて悪行を重ねていた。そこへ天女(弁才天)が天から下り、恋心を抱く五頭龍を諭して悪行をやめさせた。
その後、天女を妻として迎え心を入れ替えた龍は、天変地異を抑えて村人たちを守り、老いてからは山に姿を変えた。天女の天下りとともに出現した島が現在の江ノ島だという。

そして10年前に起きた不思議な出来事。
人影の少ない冬の海岸で写真を撮って貰ったら、身体の回りを白い龍が取り巻いている。架空の動物なので本物は見たことはないが、周りに見せたら皆が皆、「これは龍だ!!」と驚いた。赤い眼をカッと見開き、私を守ってくれているようにも見えた。

その後ヨットに乗ったときなど相模湾で写真を撮ると、頭の上に金の龍が載っていたり、この現象はたびたび起こった。何のメッセージだったのだろう。

龍

私の家の玄関には、風水師のMaster Kohがシンガポールから運んできた金のドラゴンが飾られている。紅珊瑚の珠を眼の先に向け、外界の汚れを追い払う。

キーボードを打つ手を止めて窓の外を見れば、ゆったりと広がる海。
癒しの場所、力をくれる場所が今ここにある。

コメント

  1. たそがれ より:

    新日記 オープン おめでとうございます。

    自然を身近に感じる事が出る処で、仕事が出来るなんて・・・すごく贅沢。
    「才能のなせる技」ですね。

    今後も、日記を楽しみにさせて頂きます。

    「スピリッチアル」も多いに興味ありです。

    新HPも楽しみ。

  2. リハル より:

    毎日拝見していますと、一歩一歩夢に向けて歩んでいる姿が想像でき、刺激を受けています。新ビジネスの創業・ブログの引越し、おめでとうございます。私のドン臭いブログもご指導いただきたいものです。

  3. yuris22 より:

    たそがれ様

    自然の中で文章を書くのは、自分のあるべきスタイルだと自負しています。
    こちらにはクリエーターや自由人の友達が多いので、話のネタも広がりそうです。

    新HPは立ち上げの前に、お客様の依頼が入ってしまったので、今はそちらを優先しています。
    しばしお待ちくださいね。

  4. yuris22 より:

    リハル様

    リハルさんのブログがどん臭いなんてとんでもない。
    知識の深さをいつも尊敬して拝見しております。

    私も今まで溜めてきた「言葉のダム」を使える仕事につくことが夢でした。
    何かありましたらお力をお貸し頂けると幸いです。

  5. キョーコ より:

    こんにちは。
    新ブログ、おめでとうございます!

    行間から湘南の潮風の香りが漂ってきます。
    yurisさんの感性が心地よく感じるのは海に近いせいかな。

    これからも応援しています。

  6. yuris22 より:

    キョーコ様

    応援コメント、ありがとうございます。

    湘南で再発見したこと。
    都内に住んでいた時には欠けていた「香り」を感じることができます。

    五感が全て揃って、感性は本来の働きをするのかもしれません。これからはビーチで磯の香りや、裸足で歩く砂の触感に親しむことも日課になるでしょう。

    キョーコさんのブログにも毎日遊びに行きますね。

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