ワカメのじゅうたんを歩く春

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まだ2月の半ばだというのに、週末の湘南はTシャツでも過ごせる暖かさ。汗をかきながら材木座を散歩していると、サーファーが大きな海藻の株をぶら下げているのを見かけた。
海からの贈り物、ツヤツヤと薄茶色したワカメ(若布)である。さっと茹でれば鮮やかな緑色になって、食卓に春の彩を添えてくれる。

さっそく歩道をそれて磯臭い海岸へ降りてみた。このあたりは和賀江島と呼ばれる鎌倉時代の築港跡。引き潮のときには濡れた砂浜の向こうに、ごろごろと丸い石が積まれた中洲が現れる。

引き潮の材木座

ところが今日は様子が違って、遠浅の砂浜を隠すほどに大量のワカメが打ち上げられているのだ。強風が吹いた翌日に起きる現象というが、金曜から土曜にかけて吹き荒れた春一番は相当強烈だったらしく、しかも大潮のあとだ。ウィンドサーファーたちも帆を干しがてら、ワカメ取りの漁師になっている。

材木座海岸
材木座海岸2

石碑の横を通って逗子マリーナ方面に上る階段に向けて歩くと、足元は完璧にワカメのじゅうたん。スニーカーがふかふかと沈む不思議な感触は、すべてお味噌汁や酢の物の具なのだと思うと贅沢この上ない。

立ち止まって遠くの中洲を見ると、バケツを抱えて石の間をのぞく人たち。散らばった黒い残骸からして、どうやらムラサキウニを探しているらしい。 エイリアンみたいなアメフラシもいるのかな。磯遊びをした小学校の遠足が懐かしくなった一時の春だった。

和賀江島
ワカメの絨毯1
ワカメの絨毯2

コメント

  1. marie より:

    東北はまだまだ春は遠いと言う感じですが、関東方面は春ですね。
    冬には冬の楽しみ方と言うものは沢山ありますが、やはり私は、春、夏、秋が好きです。
    洋服は春や秋の方がお洒落ですよね。

  2. yuris22 より:

    marie様

    はい!花粉が舞い散る春が来ました。
    東京に住んでいた頃よりも症状が軽減したと思っていたら、今年はぶり返してティッシュの箱が離せません。飲み仲間から「鼻の穴がピンクだね」とお褒め・・じゃなかった哀れみの言葉を頂きました。

    こちらはカラス天狗みたいなマスクが全盛。もしかしたら東北の方が今はお洒落かもしれません。「夏まで待とうホトトギス」です。

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