ボランティアで、とある著名団体の週報制作を受け持っている。
数人で担当していながらも自分の番の時には、1文字のミスさえ許されないと神経をすり減らす思いだ。
私が担当する今回はイレギュラーな内容である上に、いつもの編集担当者がお休み。
必要事項は伝達してありますので・・と、助っ人編集者の連絡先を送ってきた。
大丈夫かな?の不安が的中しそう・・。
とりあえず昨日は、早起きして作成したファイルを添付してメール送信。事細かな指示も書き添えておいた。
念のために開封確認を付けようかと思ったが、受け取る側の心理を考えれば気持ちの良いものではない。相手の肩書きと善意を信じて、送信ボタンをエイッ!
大丈夫かな、届いたかな、もう編集に入ってるかな。
夕方まで待っても連絡が来ないので、相手の会社に電話を入れた。
反応の鈍いスタッフが応対して「社長は今いないんですけど、何ですかあ?」。
コールバックをお願いして、かかってきたのは2時間後で、車の運転中だった。
「今回初めてお世話になります。よろしくお願いします」のペコペコ声が聞こえてくるが、私が聞きたいのはメールが届いたかどうかだ。
「ああ、それなら受け取ってますよ」。
カチーン! じゃあ受けた段階で一言ぐらい返信しろよ!だ。
さらに怒りは今日も続く。
いつもならお昼までに届くゲラが待てど暮らせど届かず、外は薄暗くなっていく。
会食の予定をキャンセルし、FAXを監視。昨日あれだけ怒ったのだから、しつこく電話するのはヒステリー婆さんになってしまう。
7時のニュースが始まり、ボソボソと夕食を取っていると携帯が鳴った。
「明日のお昼に原稿を送りますので・・」。
カチーンカチーンカチカチッ!
「とにかくテープ起こしのデータぐらいは入れてくれませんかっ!!!」。
色即是空、空即是色。
メールで届いたものを見て、もう怒るのはやめようと思った。
スピーチを必死に殴り書きしたメモと、相手がテープを起こしてきた原稿とが所々食い違っている。「そして」と「、」ばかりの多い下手な文章は、どう見ても手抜きと想像の産物だ。
記憶をもとに手直したファイルを添付して、またメールを送る。
案の定、返信はない。
そりゃあね、ずっとPCの前で待ってろとは言いませんよ。
でもギャラを要求する貴方の文章を、とりあえずは物書きの私が「おあずけ」を喰いつつ無償で校正し、明日もイライラが続くのはどうすればいい?
せっかく始めた気功が、指先から遠のいていくような。
プラスとマイナスの波動インジケータが、ピコピコ激しく動いている状況である。
ホウレンソウが虚しい、「諸行無常」な今日でした。カーン!
コメント
はぁ~、ご愁傷様。
でも、今日の貴女にはいいことがありましたよ。
私の犠牲の上で・・・。
目黒ではその話で大いに盛り上がりました。
亀吉様
フフッ、kamesanの前に私の名前が・・。
思わずニンマリしました(^_^)
人生とはあと一歩の繰り返しです。
こういうのは遠慮ない確認とコミットを要求するのが外資系流。相手の出来の悪さはこちらの責任に最後はなってしまいます。ガンガンいきましょう。
>しつこく電話するのはヒステリー婆さんになってしまう・・・
この場合は、なってしまって良いと思います。
ホウ・レン・ソウは、チームワークには欠かせませんから。
恵比寿のおっさん様
そうですよね。遠慮は自分の首を絞めますね。
腹をたてる前に、問題解決の道を突き進みます。
Manta様
初めてチームを組む相手を、メールで連絡先だけ知らせてくる前任者に
もともとホウ・レン・ソウが欠けていたのだと思います。
轍を踏まないように今後の対策を考えないと・・。
教訓として得たのは、メールより電話が確実なこと。
一方的な連絡では伝わらないということでした。
大事なメールを送った時は、ちょっと待ってから相手に℡します。
「今送ったので、確認してください」と・・・
過去には「迷惑メール判定⇒ジャンクBOX⇒自動削除」と言う事もあったので・・・さびしいぃ~トラウマ!
髪結いの亭主様
そうなのですよ。「ちょっと待ってから」電話ですよね。
しかし今回の相手は参りました。
怒りまくったせいなのでしょう、FAXが届いて1分も立たないうちから、
「読んでいただけましたかっ?」と電話がくる。
速読の技を身につけなくてはいけませんね。