たかがお酒されどお酒

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生ビールがおいしい季節になった。身体のことを考えて節度ある飲酒をするとしたら、1日にどれ位だったら許されるのだろう。
瓶ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合弱、ウイスキーはダブル60ml、焼酎は1/2合弱、ワインは120ml(小さいグラスに2杯)。さらに週2日は休肝日を取るのが理想だという。

久里浜アルコール症センターの院長から伺った話によると、欧米人の殆どがアルコールに強いのに対して、日本人は3つのタイプに分かれるそうだ。

  • 5割は欧米人同様、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)活性型のタイプ(飲みすぎるとアルコール依存症になりやすい)
  • 4割は飲むと顔が赤くなる、ALDH部分欠損型(飲みすぎると食道癌になりやすい)
  • 1割がアルコールを全く受け付けない下戸

怖いデータが出ている。
飲酒運転の違反歴がある男性ドライバーを調べると、2人に1人はアルコール依存症の疑いがあるという。
特に企業の営業職となると夜は大量に飲んで、昼間は車を運転することが多い。
お酒が切れてくると手が震えてきてハンドルを旨く握れないので、ついコンビニ等で飲酒してしまう。痛ましい事故を起こす前に、勇気を持って病院のドアを叩くことが必要だ。

久里浜アルコール症センターに入院している患者は、常時約170名。
「夜、抜け出す人はいないんですか?」と聞いたところ、少しでもお酒を飲んだ形跡があればすぐに退去してもらうという厳格なルールを設けているそうだ。
入院1か月後の一時帰宅で飲酒してしまった人には、断酒の誓約書を書けば、もう一度だけのチャンスを与えるという。

しかし困っているのは、神奈川県が制定を目指している禁煙条例。
公共施設での喫煙が禁止になれば、当然ながら病院もその範疇に入る。
アルコール依存症患者にはヘビースモーカーが多く、現在は分煙という形で喫煙を許しているのが、法律の規制で全く吸えなくなると、彼らのストレスは如何なものだろう。

ちなみに日本酒に換算して1日平均3合以上飲む人を、多量飲酒者と規定するのだそうだ。
厚生労働省ではこれを2割以上減少させるのを目標としているそうだが、私のブログの常連さん(誰とは言いませんが)には耳の痛い話かもしれない(^_^;)

コメント

  1. こまちゃん より:

    えっ?呼びましたか?
    >日本酒に換算して1日平均3合以上飲む人

    あぁ、残念ながら焼酎を2合程しか飲みません。
    3合は飲めないなぁw

  2. yuris22 より:

    こまちゃん

    焼酎だったら1.5合です。
    2合飲んでるこまちゃんは・・・ふっふっふ。

  3. ツネ2 より:

    3合は必ず飲みますね。

    禁煙条例で神奈川県には遊びに行けなくなりますね。
    千葉県ばかり・・・・。

  4. yuris22 より:

    ツネ2様

    私もワイン1本位は飲んじゃいますね。
    煙草は吸わないので、まだ肝臓は救われてるかな。

    喫煙禁止条例が通ったら、神奈川県の観光客が減りそう。
    回り回って住民の税負担が高くなるんじゃ?と不安になります。

  5. 素浪人 より:

    拙者は、管理様や皆様ほどではなく、ちびっとぐぐっと嗜む程度。で3,4ヶ月にいっぺんは血をチェック!
    γ****とか、HbA**とかがなんとかでも、どうにか酒税を納めるべく努力しています。

    禁煙はほんまに法律にすんですか?
    補助金減らされの? 大丈夫?

  6. yuris22 より:

    素浪人様

    喫煙禁止を法律化するかどうか、県民にアンケートを取っている段階です。
    どこよりも画期的な政策を目論んでいる知事ですから、これが通れば他県
    にも派生していくかもしれませんね。

    煙草への敵対心が片付けば、次の矛先はお酒に向くかもしれません。

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