昨晩は関東では珍しいほどの集中豪雨。夜を徹しての雷と雨の響きは、まるでホラー映画の序曲のように聞こえた。
冴えない空模様が続く今週は、気分まで鬱々としてくる。東京の雨は好きになれない。
思えば小学生の頃、雷こそ怖かったけれど、道草しながらの雨は放課後の嬉しいイベントだった。
水たまりにしゃがんで眺めたミズスマシのジャンプ。
長靴をカポカポ言わせながら歩けば、靴下を汚す心配もなく、ぬかるみや茂った藪の中を探検できた。
トノサマガエルを連れ帰り、母が悲鳴をあげたこともあったっけ。
今朝になって雨は上がったが、空には怪しい入道雲。仕事から戻る頃にはまた夕立かもしれない。
帰り道は人波をすり抜け、傘を握って歩く湿っぽい駅の迷路。
大人になってからの道草は、乗り換えの合間に駅ナカで簡単に済ませる生ビールだったりする。
長靴姿で笑っていた子供は、まだ自分の中に住んでいるのかな。
『雨に唄えば』のジーン・ケリーみたいに、明日は気分爽快な雨になりますように。
コメント
そう昔の雨は優しかったような気がしますね。
私の町では、残念ながら独居の高齢の女性が一人亡くなり、さらに一人行方不明。誠に残念です。
歴史上その様なことが無かった場所です。
この頃、人が触ってはいけない物に手をつけてしまったような気がします。台風が無いのが怖い・・・。
素浪人様
昨夜の雷雨は、まさに天変地異が起きたかと驚くほどの激しさでした。
光った瞬間にバリバリバリ!
恐怖の初体験の数が、年々増えていくようで不安です。
今年は、「地震」「豪雨」とホントに、恐怖の体験が多いです。
人間がもっと、地球にやさしい生活をしないといけないのかもしれませんね。
色んな便利なもの、便利な生活とどれもこれも捨てがたいものばかりですが、自然を破壊するような事はいけませんね。地球が怒っているのかもしれませんね。