ドアのない喫茶店

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逗子市小坪商店街の中ほどに集客効果抜群の喫茶店がある。
アンティークショップの店主がカウンターに立つ、4人も座れば満席のオープンカフェ。この店にはドアがなく、前を通ると必ずマダムと目が合ってついつい入ってしまうのだ。

ドアのない喫茶店

昨年夏の開店当初、工務店にドアを作ってもらったもののイメージと違ったらしい。
どんなデザインが良いかと考えている間に秋が来て冬が来て年が明け、最も寒い大寒の時期でもハロゲンヒーターを付けて、吹きっさらしで営業している。
「雨や雪の日はどうするんですか?」と聞けば、「シャッターを閉めて休業します」。
ジーンズにグレーのセーター、パープルのジャケット。白髪のロングヘアーを後ろに束ねたマダムがチャーミングに笑う。

あまりに小さな店なので、お客さんは必然的に相席。
逗子マリーナから散歩がてらにやってくる主婦や、近くの魚市場へ仕入れに来る和食屋さん、ランチの後に車で立ち寄るパッチワークキルトの先生・・、知らない同士でも共通のお題を見つければすぐに話が弾む。

手書きメニューでのお気に入りは、 大きなカップに入ったカフェラテ。横にチョコレートを添えて500円という安さなのに、「これ食べてみて」とマダムがお菓子やお漬物を出してくれるので、あっという間に1時間ぐらいが経ってしまう。

カフェラテとカステラ

名残惜しいけれど、食べ切れなかったチョコレートをポケットに入れて、「じゃあ、そろそろ」。
井戸端会議が似合うジモティになれたことが、じんわりと嬉しい帰り道である。

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