3回目の東京マラソンボランティア

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今回はミネラルウォーター担当の東京マラソン2009。すっかり夜型になってる私は完徹したまま、午前8時に15km給水所(品川)に到着した。支給されるボランティアのユニフォームもこれで3着目だが、過去2回と比べると丈が短くてフードがない。時折り強風を吹かせる怪しい空模様を見ながら、撤収時刻まで持ってくれたらいいなと願う。

作業はさすがに慣れたもので、テーブルに紙コップを並べてスタンバイ。中継車が到着すると、もうそろそろと皆が時計を見る。猛スピードの車椅子ランナーを皮切りに、沿道には「がんばれー!」の声援と拍手が沸き起こる。

給水準備完了
中継車到着
ランナーを待つ

今回配置についた場所は第一京浜の上り車線。品川の折り返し地点を回る選手たちを、下りと上り2回見られるベストポジションだ。向かい風に苦戦していた選手たちは、Uターンしたとたん風を味方につけて一気にスピードアップする。
ひとしきりの車椅子ランナーたちが通り過ぎた後、駿足の軍団たちが登場。招待ランナーはどこにいるのかと確かめようにも、あっという間に通り過ぎるのでチェックできない。

車椅子ランナー
駿足ランナーたち
9時59分ごろ

今回私たちのテーブルは、中国や韓国の奨学生たち十数人がボランティア参加。選手に紙コップを手渡しするのが嬉しいらしく、渡し損ねた水を被ってもニコニコしている。日本での記念になってくれたらいいなと、大人たちは腰を曲げつつセッティングの裏方に徹した。

水の手渡し
10時3分ごろ
10時15分ごろ

過去2回立った築地ポイント(35km地点)と大きく違うのは、ランナーの固まりが途切れないこと。放り投げる紙コップが散乱し、雨も降っていないのに道路はびしょぬれで、滑って転ぶランナーまでいたほどだ。

仮設トイレに行ったスタッフが中々戻ってこないので事情を聞いたところ、女子ランナーたちの列が出来ていたという。まだ今は水を飲むとトイレが近くなる気温。マップを貰った時からトイレの数が少なすぎるのでは?と危惧していたことが当たった。

水戸黄門さま
メイド
必死に歩く

スポーツドリンクは既に売切れ。水戸黄門やメイドなど、せっかくのコスプレも疲れて歩くランナーが増えてくると撤収時刻が近い。ポツポツと降り始めた雨に、各テーブルでは片付けが始まり、道路を掃いて掻き集めた紙コップの山が出来ていく。やがてゴミ回収車、散水車がくると、一同「お疲れさま」で解散だ。

紙コップの山
ごみの回収

品川ブロックのお役目は午後12時過ぎで終わったが、ランナー最後尾のフィニッシュ予定時刻は午後4時8分。私が帰りの電車で爆睡している間も、みんな黙々と走っているんだ。
家に戻り、夕方のニュースで聞いた完走率97%に、ほらね!のガッツポーズをした。

コメント

  1. TOMO より:

    お疲れ様です!
    水の補給係で腰は大丈夫ですか?

    私は毎日、ゆりさんからの言葉で海からの力を間接的に補給されているのですから。

    ゆっくり休んで下さいね!!

  2. 渡辺孝子 より:

    yuriさん、マラソン給水ボランティア、本当にお疲れ様でした。完徹とあらば今頃は温かいベットの中でしょうか~ 

  3. yuris22 より:

    TOMO様

    お気遣いありがとうございます(^_^)
    物書き=腰痛持ちなので、中腰の姿勢はかなり堪えましたが、人の役に立っていると思えばすぐに回復します。
    今日の海はシケでしたが、思ったより天候の回復は早くて、空には星も見えています。朝になって窓をあけて深呼吸するのが楽しみ。トンビがのどかに舞う春の海はとっても優しいですよ!

  4. yuris22 より:

    渡辺孝子様

    「天地人」を見ながら食事をした後、ソファーでウトウト。午前2時前に目が覚めてしまいました^^;
    せっかくなので今から仕事モードに入ります。でもこのずれ込み方を進めていけば、超朝方になれるかも。5時起床の湘南人が私の理想です。

  5. たけぞう より:

    給水ボランティア、お疲れ様でした。
    ボランティアの方々あっての東京マラソン成功だと、初年度に当選して走って実感しましたし、毎年それを感じます。
    来年はお互いエントリーして、一緒に走れるといいですね。そろそろ二回目当たらないかなー。一度も当たっていない人がたくさんいるのに、贅沢ですね。

  6. yuris22 より:

    たけぞう様

    ありがとうございます。3回目になっても、上からの指令の行き届かなさにムカつくところがありますが、現場のパワーがあってこその成果だと思います。
    エントリーしたけど当たらなかったので、ボランティアに応募した方も多いと聞きました。応援しながら一緒に走ってる気持ちになるのでしょう。

    来年は・・、そうですね、一度くらい走る側の気持ちも味わってみたいな。でもエントリー云々の前に、怠けきった身体を鍛えなおさないとダメですよねぇ(^_^;)

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