嬉しくて泣くことなんて滅多にないのに、今日は何度も泣いたWBCの決勝戦。中継を見て涙、再放送を見て涙、ニュースを見て涙。暗い話題続きで意気消沈していた日本国民が、侍JAPANの優勝を見て「よーし!俺も頑張るぞー!」と拳を振り上げる感動だった。
ピンチをチャンスに変える。歴史に残るお手本を示してくれたのは、誰が何といっても延長戦で勝利のヒットを放ったイチローだろう。打率2割2分のスタープレイヤーに打順が回ってきたとき、ここで打たなきゃお前は終わりだ!と、誰もが最後の望みをかけた。
偉そうな口を叩く割にはバットが振るわず、「イチローは終わった」とか「原監督はイチローと心中か」とかマスコミに叩かれ、バッターボックスに立てば敵だけでなく味方側からもブーイング。それが緊迫感最高潮の延長10回表の2アウトで、しかも塁に選手が出ている時に打順が回ってくるとは、生まれながらの立役者と言うしかない。
下手すればバウンドしてるボール球までファウルで飛び散らし、粘って粘って粘ってセンター前にヒットを飛ばしたときには、後のヒーローインタビューじゃないけれど、「神が降りてきた」と思った。
ヒーローインタビューで、今回のWBCを振り返った感想を「苦しい → つらい → 痛い → 笑顔」と表現。「痛点のない痛み」とは言いえて妙だ。飄々としたクールフェイスの奥に人一倍の感受性が隠れていることを知った。
フォアボールの連発から復活してアウトを取ったダルビッシュも同様に、絶体絶命の崖っぷちでも負けないポジティブさ。「負けない」とは、駄目になりそうな自分に負けないということなのだ。
イチローもダルビッシュも超一流である所以は、相手がどんな強敵であろうが、最終的に一番の敵は自分であると知っているからだろう。
とういうわけで深夜2時過ぎ。もう寝ちゃおうよと誘う自分に負けないよう、頬を叩いて仕事を頑張ろう。今のところ「つらい → 腰が痛い」の段階だが、そののち笑顔が待っている。なぜなら筋書きは、勝利という結末で終わると決まっているのだから。
コメント
はじめまして。
魅惑的なタイトルに惹かれて辿り着きました。
私も職場で応援してました!
同僚のワンセグに皆で集まり、仕事しつつ控えめに。
あの場面で結果を出せるイチローは、やっぱり凄い!
歓声をあげずにいられませんでした!
頑張って結果を出せている人を見ると、元気が出ますよね。
同時に、yurisさんの、
「筋書きは勝利という結末で終わると決まっている」
のお言葉にとっても励まされました。
あきらめさえしなければ、必ず成功という結末が待ってると信じて、私も頑張ります!
また遊びに来ます。よろしくお願いします!
やっぱり、イチローはすごい人ですね。
今日、さくら野百貨店の雑貨屋さんで、ふと目に止まった本があったんですが、「イチローの成功学」とか言う(題名があやふや、すみません!)本が二冊店頭に置いてあり、少し見た程度でしたがとてもいいことが書いてありました。
その一つが「自分の性格を書き換える」と言った内容の物で、人は誰もが「自分はこういう人間」例えば、「何の取り柄もない、不得意だから出来ない」と限界を決め付けてしまう。というものでした。
それを逆に「自分は何でも出来る」といった前向きな内容に心の発想を転換する事が大事だと。
もう一つが「ある程度の節度をもちつつ、時にはわがままになってみる」といった内容が書かれていました。
確かに、人間は自分の限界も他人の限界も決め付けたり決め付けられたりと、すごくもったいない生き方をしているのかもしれないなぁと考えさせられました。
あとは、「人との出会いを大切に」と。
人(先生だったり、監督、同僚、友人等・・・。)から学べと。
人刀様
いらっしゃいませ(^_^)
私はテレビに背中を向けて仕事していたんですが、無駄でした(笑)
心はWBCにしかなく、手を叩き野次を飛ばし歓声をあげ、仕事場はスタジアムでした。
試合終了後も感動は冷めやらず、あちこちチャンネルを変えて余韻に浸っておりましたので、当然締め切りに危機が・・。でもめげずにきっちり仕上げます。
「わーい、終わった!」と祝杯をあげてる自分が見えてますからね!
marie様
イチローの大ファンという、料理評論家の山本益博さんから伺った話です。イチローがグランドで必ず実践してることは、10項目あるとか。
1. やってることには全て意味がある
2. 何より準備が大切
3. 毎日の仕事の再点検は怠らない
4. 道具を知り使いこなす
5. すべては小さな積み重ねから
6. 事あるごとに基本を見直す
7. 他人の評価より自分の成果
8. 失敗から多くを学ぶ
9. 目標を高く掲げ結果を出す
10. 完璧を目指し最善をつくす
全てきっちりとした職人仕事です。成功の裏づけは、日々の努力にあるのだと改めて納得。私も頑張ります!