イタリアンワインの新酒が解禁

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ワインの新酒と言えばボジョレー・ヌーヴォーが有名であるが、何もフランスのボジョレー地方に限らず、秋は世界中に新酒が溢れる。
昨日は友人が経営している横浜市山手のワインバー「ORE SEI(オーレ・セイ)」に、イタリアンワインの新酒を飲みに行った。下記は先月届いた案内メール。

FESTA DI NOVELLO 『新酒祭り』のお知らせ

いよいよ今年もイタリアのNOVELLO(新酒)の季節になりました。今回は北はピエモンテ州から南はシチリア州まで、赤白合わせて8種類の新酒を取り寄せました。フランスのボジョレーはガメイ種ですが、ノヴェッロはイタリア各地の地葡萄から様々な個性的なワインが造られ、味わいの違いを楽しめます。数々の前菜も用意しております。どうぞお気軽にご参加下さい。
ORE SEI(Terry)

そうか、イタリアではヌーヴォーでなくノヴェッロと言うのか。まだ日の明るいうちから始まったミニパーティーは、カウンターに形状様々のワインボトルが8本並ぶ。ラベルにはどれもNOVELLOの文字。黒板に貼ったイタリアの地図を見ながら、ワイン産地についての簡単なレクチャーを受ける。

2009年ノヴェッロ
マルケ地方の白ワイン
ORE SEIのカウンター

マルケ地方の白ワイン「ヴィ・ノーヴォ・マルケ(ガロフォリ)」に始まり、シチリア地方の赤ワイン「ノヴェンヴレ シチリア(カンティーナ・ラッロ)」まで8種類。生ハムやチーズ、キッシュなどの前菜を口に運びながら飲み比べる。産地が南に下がるほど柔らかい味になるのは、降り注ぐ太陽の量のせいだろうか。

私が最も気に入ったのは北の産地、ピエモンテ地方の「モンフェラット(ヴァルフェリア)」。スパイシーな辛口で、葡萄の品種はドルチェット、バルベラと書かれているが、ワイン通には程遠いので何のことやら。味の違いが分かったことだけも良しとしよう。たっぷりと3時半から7時過ぎまで飲んで食べて、料金5,000円は実にリーズナブルだった。

外は本牧通り

ORE SEIはオープンして7年目。オーナーのTerryこと寺本氏とは10年来の付き合いになる。彼の淋しげになった頭頂部を見ながら、「私たち、おじさんおばさんになったよね」と苦笑い。しかし歳はとっても心と声は10年前と変わらずに、男友達は頼もしくて温かい。久しぶりの横浜。日曜日の本牧通り。タクシーを拾って見送ってくれた白いコックコートに、失くしていた宝物を再発見した気分であった。

コメント

  1. marie より:

    ワインですか~、しばらく飲んでませんね。
    結婚前に仙台にあるワインメーカーのピーロートジャパンからお取り寄せまでして飲んでいたのですが、子供が生まれてからは家では飲まなくなり、取り寄せる事もなくなってしまいました。
    けれど、私的にはホントお勧めのワインです。
    値段は1ケースで8000円から一万円と安くはないのですが、味はピカイチだと思います(^-^)
    まぁ、上には上がありますが(笑)
    シンガポールに旅行に行った時に飲んだワインもおいしかったですね~(^-^)
    スーパーで千円以下で売られているワインもおいしいです。

  2. yuris22 より:

    marie様

    情報をありがとうございます。さっそくネット検索してみました。世界中のワインが詳しい説明付きで載っているんですね。まずはリーズナブルなものを注文してみます。

  3. ベリタリア より:

    Yuris22様

    心の通うお友達と、美味しいワインにお料理、最高ですね。 秋になるとイタリアでは美味しいものがたくさんありますが、中でもこのワインのノヴェッロと絞りたてのオリーブオイルが最高だと思っています。

    それにしても説明つきで、8種類のノヴェッロを十分に楽しめて5,000円とは、かなり素敵なお値段。私はまだノヴェッロ飲んでいないので、今晩あたり、、と考えています。

  4. yuris22 より:

    ベリタリア様

    お酒はどの種類でも飲みますが、ワインが一番好きです。体質に合っているのか、飲みすぎても次の日に残りません。
    絞りたてのオリーブオイル。焼きたてのバゲットに付けながら食べると、他のおつまみは要らないくらい美味しいですね。ああ、夜が待ち遠しくなってきました(笑)

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